密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

議長が赤ちゃんをあやす。ニュージーランド

以前赤ちゃんを抱いて会議に参加した熊本市議会の緒方夕佳市議が周囲の非難で同伴を断念させられた、ということがあった。
ニュージーランドで、議員である母親の質疑中、議長がベビーシッターを買って出たこちが話題になっている。

なんとミルクをあげたりもしている。イクメンの鏡。


ニュージーランド議会で21日、与党議員が赤ちゃん誕生後に赤ちゃんを連れて初めて登院したところ、審議中に議長が議長席で代わりに赤ちゃんを抱き、哺乳瓶でミルクを与えながら議事を進める一幕があった。


与党・労働党のコフィー議員(ワイアリキ選出)は今年7月、息子トゥタネカイ・スミス=コフィーちゃんの誕生を発表し、「生命の奇跡に圧倒されている」とツイートした。
赤ちゃんは代理母によって生まれ、遺伝的にはコフィー議員のパートナーのティム・スミス氏の息子。代理母はスミス氏の友人が務めたという。
育児休暇をとっていたコフィー議員は21日、初めて息子を連れて議会審議に出席。自分も3人の子供がいるマラード議長が、議長席でベビーシッターの役を買って出た。


労働党と閣外協力する緑の党のギャレス・ヒューズ議員は、本会議場で息子を抱き上げるコフィー議員の写真をツイート。「議事堂に赤ちゃんがいるのは素敵だ。しかもなんて素晴らしい赤ちゃんだ」と書いた。


コフィー議員はニュージーランドのニュースサイト「Newshub」に対して、「議会全体の同僚たちに本当に支えられている」気がしたと話した。


近年では世界各国の議会で、議員たちが次々に赤ちゃんを連れて登院している。
イギリスでは野党・自由民主党のジョー・スウィンソン代表が2018年に赤ちゃん同伴で審議に出席し、話題となった。



オーストラリアでは2017年に緑の党のラリッサ・ウォーターズ上院議員が議席で赤ちゃんに授乳し、注目された。


日本では2017年11月、熊本市議会の緒方夕佳市議が生後7カ月の長男を抱いて市議会に出席しようとしたところ、周りの議員らに批判され、同伴を断念した。


昨年9月には、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相が生後3カ月の娘を同伴して国連総会に出席し、初演説した。


(英語記事 New Zealand speaker cradles MP's baby during parliament debate)



この分野でも、日本のおっさん議員たちのマッチョイズム不見識ぶりは、歴然とし、海外のニュースの一端をになってしまっている。それなのに形ばかりの女性活躍だの、イクメンだのと言っている、俺様男様社会の日本。韓国問題でも、表現の不自由展でも、なんだか根っこは同じ匂いがする。
日本すごい、日本偉い。男は男らしく、女は女らしく。女子供は口を出すな。とにかく自分たちが一番偉くて強い、と思いたいで、隣国との外交をしたり、政策を決めたり、議会運営をしたりするから社会がドンオン劣化する。稼いでいるのは俺だと家庭で威張りちらしたり(忙しすぎて家庭に時間を割けず結果、家族無視されているお父さんも多いのは、同情するけれど、それも、男は社会に出たら、戦いだ、家庭だなんだ!滅私奉公、死ぬ気でやれ的空気が生み出した悲劇、とも言える。


サムライ日本のマッチョイズムをなんとかしないと、日本は男様価値観に汚染された、倫理・人権後進国になり、国際社会からも孤立するだろう。


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