密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

脅迫者の今後 ”嫌韓無罪”はあり得ない。

あいちトリエンナーレへの「ガソリン持参」の脅迫ファックスを送った人間が特定逮捕されたようだ。

国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、元従軍慰安婦を題材とした「平和の少女像」を展示した企画展「表現の不自由展・その後」に脅迫文が届くなどして中止された事件で、愛知県警は7日、同県稲沢市稲沢町前田、トラック運転手、堀田修司容疑者(59)を威力業務妨害容疑で逮捕した。「間違いない」と容疑を認めているという。


逮捕容疑は2日午前6時半ごろ、県内のコンビニエンスストアから、企画展会場の愛知芸術文化センター(名古屋市東区)に、少女像について「要らねえだろ史実でもねえ人形展示。大至急撤去しろや。さもなくばガソリン携行缶持って館へおじゃますんで」などと書いたファクスを送信し、業務を妨害したとしている。


 県警によると、ファクスは手書きで、発信元の番号などは記載されていなかったが、捜査の過程で県内のコンビニが発信元であることを特定。店内の防犯カメラの解析などから堀田容疑者が浮上したという。


 県警は、事件に関わった疑いがあるのは堀田容疑者1人とみており、動機を追及するとともに政治的背景などがあるか調べる。


 少女像の展示を巡っては、これまでに県や市には数千件に上る抗議のメールや電話、ファクスなどが届いているという。中にはこうした脅迫めいた内容も多数あることから、県は県警東署に相談し、6日に被害届を提出していた。


 会場では7日午後にもヘルメットをかぶった男3人が現れ、そのうちの1人が「ガソリンだ」などと言って透明の液体を警察官の足にかけ、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕される騒ぎもあった。【斎川瞳、井口慎太郎】


簡単に強い言葉や脅し文句を送りつける人々は、逮捕されてもいい、自分の人生を投げ出しても訴えたいという覚悟でやっているのか?というとそうでもないのだろう。気に入らないから脅してやれ、そのくらいの気持ちでやっているとしたら、あまりに子供じみている。日常的に粗暴な人とも限らない。この人は、威力業務妨害という罪状がつくとさへ思っていなかったのではないか。


他にも、殺害・銃撃すると脅した内容もあったようだが、これもきちんと特定して逮捕するべきだろう。こうして一つ一つ規範を示すことが、一線を超えているのかいないのか、きちんと判断できる認識をもたらす。


問題が大きくなり、表現の自由を巡り、あるいは公共性の問題をめぐり議論がやまない現状で、警察も知らんぷりはできなくなったのだろう。成人すれば、自分の行動に必ず責任がついてまわるということを、多くの日本の大人たちが改めて自覚自重するべきだろう。


自分が”強い”と錯覚し力を行使できると錯覚しても、日本は、まだかろうじて法治国家なのだ。いや現実社会で強くないから、匿名の力を行使できる状況に多くの人が群がるのかもしれない。この人は、これから、自分と同じ匿名の暴力に晒される可能性がある。


こうした行動を起こした人々が、どのような経緯で、また情報を元にこうした行動に至ったのか、きちんとインタビューして明らかにしてゆくべきだろう。こうした社会的”雰囲気”を醸造した責任は明らかに現政権にあり、また嫌韓を撒き散らす安倍応援団の人々の言動にある。いい加減にしないと、痛い目にあうのは日本の方だ。


なぜ自分はここまで韓国に感情的になるのか?よく自己分析してみるべきだと思う。自分を全く疑わないというのは、とても危険なことだ。



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