密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

上から目線?枝野代表は野党共闘の癌なのか?

野党共闘ってなんだろう?
志位委員長の国民連合政府構想は全野党が一丸となって政権交代を目指す、そんな想いと市民の声を代弁したものだった。その後、当時の民進党の共産党アレルギーで遅々として進まず、一種のクーデターである衆議院選挙直前の民進党の希望党への身売りと、そこから排除された枝野氏の立憲民主党を立ち上げに、新しい勢いを感じて国民は希望を持った。


今、枝野氏ははっきり旧民進党を分けようとしている。これがどうして非難を浴びるのかが理解できない。確かに小沢氏のオリーブの木方式で野党が党籍をそのままで、選挙において戦略的に戦う。党籍は別々なので一致する政策で戦う、これも納得できた。しかし実現しない。そこから、小沢氏の行動はどうも納得しかねる。永田町数の論理で立憲民主に圧力をかけるため?に国民民主に合流。さすがに同意しかねた山本太郎氏が飛び出してれいわ新選組の旗揚げとなる。その間共産党は、忍耐と自己犠牲でひたすら野党共闘のために働いていた。しかし、野党共闘の鮮度が薄れている。一つになる、そして政権交代可能な保守二大政党になりうる政党を作り、共産党はご遠慮願います、となるだろう。


共闘し政権交代を果たしたら、共産党からも入閣するべきだし、共産党も行政に関わるべきだし、その資質は十分だ。山本太郎氏は総理になったら共産党からも大臣を出すだろうけれど、枝野氏が総理ならそうはならないだろう。


野党共闘ではなく、旧民進党再生とその主導権を誰が取るか?ということだ・


立憲民主党の枝野幸男、国民民主党の玉木雄一郎両代表は15日、衆院議員会館で会談した。枝野氏が呼び掛けた衆院会派の合流について、玉木氏は衆参両院での統一会派結成を求めると回答。枝野氏は「われわれの具体的な提案にご賛同を頂けるのか答えてほしい」と再回答を求め、結論は持ち越された。(時事通信)


日刊ゲンダイは、”立憲・枝野氏“上から目線” 国民との統一会派は必然の決裂”と批判の強い記事をあげている。


「統一会派の結成は、野党第1党である立憲民主党から呼びかけています。でも、とても国民民主党がのめない条件をつけてきた。まず、①対等な立場ではなく、立憲民主党の会派に加わること。さらに、②立憲民主党の政策に賛同すること③統一会派を組むのは衆院だけ……というものです。いくら野党第1党とはいえ、あまりにも“上から目線”です。あれでは、さすがに国民民主の玉木代表ものめないですよ。玉木代表は、参院を含めた対等な立場での統一会派結成を逆提案したが、枝野代表が『提案の答えになってない』と蹴飛ばしたのが、決裂のいきさつです」


もともと、枝野氏は国民民主党がのめないことを承知しながら、条件を突きつけた可能性があるという。


「枝野さんの戦略は、あくまで国民民主党の吸収合併です。しかも、党と党の合併ではなく、議員一人一人を個別に立憲に入党させる。いつまでも自分が“お山の大将”でいられるからです。党と党の合併だと小沢一郎さんのように自分より力量のある政治家が入党してしまう。それだけは避けたいのでしょう」(政界関係者)
これでは、野党結集は進まない。今ごろ、安倍首相は高笑いしているのではないか


何が何でも一つになることが安倍政権に勝つことだ的な、野党共闘無罪の同調圧力と感じられてきた。枝野氏は、元の民進党に戻して同じことを繰り返したくないために、妥協しないのだろう。まあ、余裕もなく、可愛げがないから上から目線のように悪く言われてしまうのだ。もともと硬いイメージだが最近顔怖すぎるよ、”笑って!!えだのん”。


方やあっちへフラフラこっちへフラフラ、こちらも余裕がない国民民主の玉木代表。
民進党のお家騒動はまだ決着していないし、そして民進党再生=野党共闘みたいな感じなら、絶対勝てない。


枝野氏はリベラル保守の政党を確実にするために妥協をしない、それでいい。
国民はや野党らしからぬ体質・政策・思想を持っている議員が多いのだから、そういう人は、自民党でも、維新でもN国でも行けばいい。それでバランスが極右政党に傾いても、最終的にカラーがはっきりして国民も投票しやすいので、より反与党が集まりやすい。


共産党もバカバカしい旧民進党のお家騒動に付き合っていないで、政策の近いれいわ新選組と、まず共闘し、もっと国民の声を吸い上げ、大きく増幅しムーブメントを起こすべきだ。その上で枝野氏と話し合えばいい。


枝野氏には、野党共闘同調圧力に負けず、妥協せず、党を作り上げればいい。ただ、笑顔やユーモアを忘れると、人々の心が離れるから、怖い顔ばかりしていてはいけない。

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