密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

芸能人・文化人への安部汚染

東京オリンピックをテーマにした、宮藤官九郎の”いだてん”が低視聴率なんだそうだ。
見ていないので低視聴率の原因については何とも言えないが、この時期である、国民の2020年オリンピックへの啓蒙と受け取られバイアスがかかっているのかもしれない。


アンダーコントロールの大嘘で誘致したこのオリンピック、誘致賄賂疑惑、国立競技場のゴタゴタ、建築現場過労死とその影響の復興の停滞、エンブレム盗作問題、ブラックボランティア 高温多湿の日本の夏に対する対策のトンチンカン、オープンウォータースイミング・トライアスロンを行う海浜公園の異臭・膨れ上がる”コンパクト五輪”費用など、無理やりのツケが、山のように吹き出す2020年オリンピックだ。そのうんざり感と政府の啓蒙臭を感じ取って見る気がしないのだろう。宮藤監督も災難である。


安部政権は国民の娯楽に毒を混ぜ込み汚染している。ジャニーズ諸君はどうだかわからないが、先ごろ安部総理と会食した大泉洋さん主演のドラマ”ノーサイドゲーム”も面白いが安部と森喜朗の顔がちらついてしまう。


同様の池井戸潤氏原作の”下町ロケット”など、本当に面白いドラマなのだが、安部政権関与下町ボブスレー事件などがあると、純粋にドラマとしてよりも、政権の国民啓蒙、安部汚染を感じてしまう。


そして三谷幸喜氏も安部汚染にさらされた?

安倍首相は11日、東京・有楽町にある東宝本社でおこなわれた三谷幸喜監督の最新作『記憶にございません!』の試写会に登場。さらに試写会後には三谷監督と懇談までおこなったのだ。


映画鑑賞後におこなわれた三谷監督との懇談の様子を、メディアはこんなふうに伝えた。
〈鑑賞後に三谷氏から感想を問われた安倍氏は開口一番、「記憶にございません」と答え、周囲の笑いを誘った〉(朝日新聞デジタル11日付)
〈首相は鑑賞後に懇談した三谷監督に「(現実とは)全く別世界だから、楽しんだ」と感想を語った〉(時事通信11日付)
〈三谷作品ファンという安倍首相は終始笑顔で、「中井さんのもっと悪い首相が見たかった」と逆リクエストも〉(サンケイスポーツ12日付)


さらに、三谷監督が「ムッとしなかったですか」と尋ねると、安倍首相は「一瞬しましたけど」と笑いながら回答したといい、「(映画を見て)何か身につまされるみたいなことは?」という質問には「(映画の首相が記憶をなくす前の)悪い総理の時代に、消費税を上げるというのがちょっとこう、かすったなと」と語ったという(前出・朝日新聞より)。


「(現実とは)全く別世界だから、楽しんだ。」無責任で無自覚な人特有の他人事的感想、風刺を感受するセンスが鈍磨している。三谷作品のように笑いの要素があるものは、取り込んでしまえると思っている。(”新聞記者”、”主戦場”を観に行って監督と対談できるか?)


吉本新喜劇出演や、太田ひかる桜を見るご会招待など、芸人芸能人の私物化・権力の乱用だ。総理が会いたいと言えば、事務所的にも断ったりできないだろう。そして会った人たちは安部汚染にさらされ、何となく安部シンパ的印象がつけられる、ひどく迷惑だ。


一国の総理なら、芸能人と遊んでいないで、もっと合わなければならない人たちがいるだろう。過労死被害者遺族の会や、被爆者の会、住むところを追い出される自主避難者。


王様気分で何を浮かれているのだ。そうしてそんな安部を気さくな我らの王様扱いする輩が(そういう印象づけで人気を吐くせると踏んでいる宣伝マンたちが)担いでいる。


安部汚染を受けた芸能人文化人は被害者だ。彼らにバイアスをかけるより、安部総理のこの浮かれたエンジョイ権力体質にもっと冷静に非難の目を向けるべきだ。



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