密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

自民選挙争点改憲・自衛隊員に血を流させるか否かだ。

アメリカの悪癖、戦争の口実作りが見え隠れし始めた。
2隻のタンカーがホルムズ海峡で”誰か”に攻撃され、米国は即座にイランだ、これを非難。安倍首相は、”たまたま”、”トランプ氏の要請で” イランを訪問中。ポンペオ国務長官は、日本への侮辱と公に発言(ノルウェー船籍タンカーはどうした?!)


日本でもニュースになった、英タンカーをイラン船が拿捕しようと試みた、というのも、当の英国は慎重でなかなかニュースが出ない。BBCは11日に報道したが、イラン船・イラン革命防衛隊の武装ボート5隻(米CNN)/ボート(英BBC)  拿捕を試みた(CNN)/航行を妨害しようとした・Iranian boats 'tried to intercept British tanker'(BBC)と表現も異なる。
イランの精鋭部隊、英石油タンカーを妨害 ホルムズ海峡で - BBCニュース
CNN.co.jp : イラン船、英タンカーを拿捕未遂 ペルシャ湾
アメリカほど前のめりでないものの、イギリスもイランとの火種を抱えている。
”おい。また一緒にやろーぜー”と痛恨のイラク戦争の再来だ。あとで謝ったって死んだ人たちは帰ってこない(絶対謝らないというのはより問題だが)


安倍政権が続けば、与党絶対多数議会が続けば、このブルトン・ポンペオ戦争画策人によるアメリカの計画に、確実に日本はご招待される。それに応えられるように無茶苦茶な憲法解釈による集団的自衛権行使容認の戦争法が強行され、今後それをより強固にするために、自衛隊明記の憲法改正が争点などと図々しくぶち上げる安倍自民党に、自衛隊に感謝している国民がなぜ投票する?


彼ら自民党(維新)改憲派がぶち上げているのは、自衛隊員の名誉(憲法違反ではない、というお墨付き)であるが、現行でも自衛隊の存在は憲法解釈で存在を認められている。


共産党の言う自衛隊違憲論は、文字解釈として正論であるし、また彼らは、自衛隊という、曖昧な、時に政権による融通無碍な半軍隊について明確な憲法に即した規定を設けて再編成しようということを意見として持っている。 ある時点でそういう議論は必要だろう。災害救助としてのプロフェッショナルであるグループと、最低限の自衛を行うグループを分け、自衛に対する明確な限度を話し合うことは有益だ。


それを、共産党は自衛隊を違憲だ侮辱するのか、という、また”名誉”で本質をごまかし印象操作する。国を守る、名誉の戦死などといって、多くの死ななくてもいい若い命を死に向かわせた大戦中の日本軍事政府と同じ先導方法だ。


Push Pushのトランプは「なんでもいうこと聞くから、とにかく参議院選後にしてね」という親友シンゾーのお願いも、待ちきれない。畳み掛けるように漏らしてくる。


国内産業大打撃の輸入規制緩和、まだまだ米国内では売れないポンコツ兵器お買い上げ。
日本全国が沖縄の苦しみを追体験の米軍基地の拡大。
そしていよいよ安倍の念願・血の同盟だ



海外で血を流すのか――。自衛隊の「イラン派兵」が参院選の大きな争点に急浮上した。イラン情勢が緊迫する中、米国と同盟国による「多国籍軍」が、ホルムズ海峡に展開される見通しになった。同盟国に「応分の負担」を求めるトランプ大統領が、日本に参戦を求めるのは確実だ。安倍政権は2015年に安保法制を強行し「戦争ができる国」をつくり上げたが、いよいよ「戦争をする国」になろうとしている。


 米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長は9日、イラン沖のホルムズ海峡周辺での民間船舶の安全を確保するため、同盟国と多国籍軍を結成する考えを示した。
ホルムズ海峡は、日本向け原油の8割強が通過し、日本経済の頚動脈ともいわれる。先月、ホルムズ海峡で日本のタンカーなど2隻が攻撃を受け、米海軍が救援活動を行ったが、トランプはツイッターで「自国の船は自ら守るべきだ」と不満を表した。また、G20閉幕後の会見(6月29日)では「もし、われわれが日本を助けるなら、日本もわれわれを助ける必要がある。そして彼(安倍首相)はそれを分かっている」と明言している。
(アメリカがどれだけ他国のために守っている?自国利益があるから軍配備しているのだろう。アメリカに恩きせがましくされることもない。ゴリ押しトランプのディールと戦争やボルトンの夢よもう一度でしかない。そんなものに同調して自衛隊員を死なせるための改憲に賛成する?)



軍事評論家の前田哲男氏が言う。
■米軍と対等の立場
「今回は、後方支援のようなレベルの参加では済まず、自衛隊は多国籍軍に、米国と対等に近い立場で参加が求められる可能性があります。そうすると15年の安保法で可能になった集団的自衛権の発動もあり得る。つまり、自国防衛でなく、米国など他の同盟国が攻撃された場合にも、隊員が血を流す事態も考えられるのです。ホルムズ海峡で“血の同盟”が実践されかねません」


「血の同盟」はかねての安倍の持論だ。著書『この国を守る決意』(04年1月発売)で安倍はこう言っている。軍事同盟というのは“血の同盟”です。日本がもし外敵から攻撃を受ければ、アメリカの若者が血を流します。しかし今の憲法解釈のもとでは、日本の自衛隊は、少なくともアメリカが攻撃されたときに血を流すことはないのです。実際にそういう事態になることは極めて小さいのですが、しかし完全なイコールパートナーと言えるでしょうか〉


「自衛隊イラン派兵」参院選の争点に
こうした問題意識から、安倍は安保法を強行し、海外で隊員が〈血を流せる〉ようにしたわけだが、今、ホルムズ海峡で現実味を帯びてきたのだ。


「多国籍軍の構想が参院選投票前に明らかになったことは幸いです。有権者がイラン派兵について意思表示できるからです。市民連合と5野党・会派が合意した〈共通政策〉では安保法制の廃止が明記されている。戦争をする国を進めるのか、安保法を廃止し、平和国家を取り戻す一歩にするのかが選挙で問われているのだと思います」(前田哲男氏)


野上浩太郎官房副長官は10日、米政府から協力を打診された場合の対応について「イラン情勢を巡り、日米間で緊密なやりとりをしているが、詳細は差し控えたい」と逃げたが、11日の日経新聞は協力の打診があったと報じた。ダンフォード議長は「2週間程度で参加国を見極める」としている。


 有権者はイラン派兵にブレーキをかけられるか。


11日打診で2週間待つ。参議院選終了後に即返事しろ、ということ。
参議院選で安倍が責任を取らなければならないほど、負ければ、自衛隊員の命は助かる。


だいたい、血の同盟だ、ミサイル防衛だと騒ぐ前のやるべきことがある。いきなり悪の帝国がなんの警告もなくミサイル攻撃してくる的なイマジネーションを持って危機意識を高めているなら、ナンセンスだ。戦争は悪辣、その悪辣な中でもルールがあり、なんの警告もなく奇襲攻撃を仕掛ければ、世界を敵に回す。日本の真珠湾攻撃も、イラクのクウェート侵攻も、911(テロだから当然だが)etc etc。


今や世界第一にとどこうとする経済大国や、これから発展を約束されている希少鉱物の宝庫の小国(こちらの方が何もない日本なんかより余計に他国の侵略対象になるだろう。)が奇襲先制攻撃を日本に仕掛けてくるとは思えない。メリットがない。日本政府が先の大戦がらみで、歴史修正主義を振りかざし、宗主国然として、悪辣でいやらしい傲慢な態度を繰り返さない限り、東アジアはお互い独立した国同士、国益と共存のバランスを図り、やっていける体制にしていけるだろう。それをぶち壊しているのは、西高東低の態度で、海をやってる安倍首相だ。


自衛隊員、公務員など、与党に入れないといけない?組織票要員?
そんなことはない。特に自衛隊員とその家族・友人は命がかかっているのだ。
投票は、面従腹背。圧力なんて実はただの呪縛。解けてみれば、な〜んだ、という程度。
ただその呪縛が大きく広がれば、先の大戦のように、崖に向かうレミングと化す。


余談ですが、実はこのレミング(和名タビネズミ(旅鼠)北極及び北極近辺のツンドラ生物群系に生息する)が、集団自殺するというのは、ディズニーのやらせで広まったようだ。

レミングに関する伝説と誤解
レミングは、かなり長い間「集団自殺をする」と考えられていた。スカンディナビアでは「集団で海に飛び込む」という伝説が古くから知られ、また16世紀頃までは「雲の中から自然発生する」とも考えられており、1555年のスウェーデンの文献に、「雲から生まれる」ことを示唆する木版画が描かれている。「集団自殺をする」とする説は近年まで信じられており、現在でも誤解している人々は多い。
実際には、集団移住を行っている際に一部の個体が海に落ちて溺れ死ぬことはあるが、これは自殺ではなく事故であり、すべての個体が海で溺れ死ぬことはない。また、レミングは泳ぎがうまく、集団移住の際に川を渡ることは良くある。
誤解の原因と広まり
この様な誤解が生まれた原因としては、以下のことが考えられている。
周期的に大増殖と激減を繰り返しており、集団移住の後、激減することから誤解された。
集団で川を渡ったり、崖から海に落ちる個体があることから誤解された。
生物は種の保存のために行動するという俗説、
この誤解が広まった一因として、1958年のウォルト・ディズニーによるドキュメンタリー映画『白い荒野』(原題『White Wilderness』)が挙げられる。このドキュメンタリーでは、レミングが崖から落ちるシーンや、溺れ死んだ大量のレミングのシーンがあるが、カナダ放送協会のプロデューサー、Brian Valleeの1983年の調査によって意図的に崖へと追い詰め海へと飛び込ませたという事実が明らかになった。(by wiki)


スタッフが捕まえて海に投げこんでいたという話も聞いたことがある(真偽不明)
とにかく、このかわいそうなレミングよろしく、アメリカの政府・大企業に崖っぷちに追いやられ、戦争に放り込まれ、そして集団自殺などと後付けされないように、自国の自治はしっかり自分たちで構築してゆきたい。そのために選挙制度があるのだ。


組織票など誰も幸せにしない。棄権は勿体ない。自分の一票は、自分のものだ。
日本を取り戻せるのは、各人の一票だ。

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