密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

組織票に拘束力を感じるのは日本だけ 投票は”面従腹背”で

安倍総理の日本記者クラブでの党首討論を聞いていると、このお方は、ある一部の人間でが投票をコントロールできる、するものだという前提で喋ってるな、と感じだ。
日本で組織に属したこともなく、いわゆる組織票というものが、どれだけ拘束力を持つものなのか、投票する個人にどれだけ心的圧力を及ぼすものなのか、実際にはわからない。


組織票を英語で調べてみたら、”Organizing tickets”直訳?Block votes〜日本のとは意味が違いそう。両方の言葉をDさんに行ってみたら、何を行っているのかわからないと言われた。そこで、状況を説明してみると、所属組織で、この人を応援しようとか、そういうこともある場合があるが、拘束力はない。ましてやそれに従わないと人間関係が悪くなるとか、何かの不利益を被ることなど、あるわけない。という回答だった。
そうだろうなぁとは思っていたが。そんな圧力をかけられたら、絶対裁判に訴えるよね、アメリカ人は。


日本のウィキペディアでは、アメリカの組織票で代表的なのは民族票、というように書いてあった、が、それだって、誰かが、アジア系だから**に入れよう!!なんて先導はしない。自分たちの権利の代弁者に入れる、ただそれだけだ。


だから、日本の有権者は、どれだけ自分たちが異常な社会に生きているか知るべきだ。
投票は一人一票、格差社会だろうが、性差別社会だろうが、年功序列社会だろうが、上下関係・正規・非正規雇用だろうが、選挙の一票はみんな同じ重さの同じ権利だ。


アメリカの大企業が政治家に影響力を持つのは、選挙キャンペーンの献金であって、彼らの従業員の票を取りまとめてあげられるからではない(日系企業の日本人従業員票ならありえるかもしれないが、彼らには選挙権がない)そんな命令を出したら、捕まるよね、アメリカでは。


山本太郎氏が、入れまぁ〜す、と言っておいて、別な名前を、書きたい名前を書いていいんです。と言っていたが、そう組織票は面従腹背。


組織票なんかに縛られて、自分の一票まで搾取されるのを許していたら、結局民主主義の皮を被った独裁国家で、労働力も、内心の自由も、搾取され続ける。


沖縄知事選では投票用紙をスマホ撮影しろという自民党系組織票確認強要?があったようだが、問題視された。誰に投票したか、証拠撮影させた? 過熱する沖縄知事選 - 沖縄:朝日新聞デジタル


そこまで酷くなっているとはいえ、それでもまだ、投票所に監視カメラはついていないのだ。組織票なんて効き目のないアメリカでは、投票所の前に恫喝する輩が陣取っていたり、投票させないようにいろいろ面倒な手続きをさせたり、投票所の数を減らして長蛇の列にさせたり、有色人種をひと区画にまとめてしまう選挙区の線引きをしたり、共和党の強い州はあの手この手で信じられない妨害をする。
公民権運動のように権利を獲得するためには、あるいは、一度権利を手放したら、それを取り戻すには、体を張って立ち向かうか、時には命をかけなくてはいけなくなる。そんな勇気のないほとんどの人は、怯えながら耐え続けるかしかない。そして耐えられない状況に追い詰められて、生きるか死ぬかの状況になった時、大切な人が犠牲になった時、命をかけての抵抗もしなくてはならなくなる。でも今ならまだ、投票所に行き、一票を、自分の頭で考え投票するだけでいい。


意外な追い上げを見せている、東京選挙区野原マサヨシ氏は、”最大の悲劇は、悪人の圧制や残酷さではなく、善人の沈黙である。”公民権運動のキング牧師の言葉を引いて、善人の沈黙を続けるのですか!!と創価学会員に訴えた。
れいわ新選組“学会員候補”が当落選上に…公明党が戦々恐々|日刊ゲンダイDIGITAL


今度の選挙で自民党を勝たせたら、改憲に信を得たとして、改憲に突き進み、どんな手段を使っても(組織的圧力、同調圧力、大々的宣伝、デマ・フェイクニュース・仮想敵)緊急事態条項を加えた改憲を実現させる。そうなったら、投票所に監視カメラがつくのもすぐだし、公正な選挙がなくなることだってありえるのだ。


キング牧師の言葉から一つ。
問題になっていることに沈黙するようになったとき、我々の命は終わりに向かい始める。
Our lives begin to end the day we decide to become silent about things that matter.


心して、大切な自分の一票、自分の意思表示をしよう。


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