密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

期待を裏切らないトランプやらかしスピーチと、偽支持者広告

7月4日は独立記念日だ。今年は間近で打ち上げられる花火が圧巻のBeaconの花火を見逃しがっかり。ハドソン川対岸のニューバーグの花火も増水で中止と花火についてない独立記念日をパンシルベニアにある友人のセカンドハウスですごした。ここは、花火より、目の前に広がる草原と池の上を飛び交う蛍が素晴らしい。NYでも住宅地にもホタルがいる。日本と違って、黄緑色の光を放つ。しかし、パンシルベニアの蛍は日本に近く白色だ。そして星が綺麗だ。花火は見逃したが、大自然の恩恵の美しいライトイベントが楽しめた。


さて、このファームの家主である友人は、大の反トランプ嫌トランプで、その日のトランプご要望の軍事パレードもどきが雨になったことでさへ、大喜びしていた。
翌5日には、トランプのスピーチをチェック(独立記念日は政治と切り離した国民の祝い事であり、1950年以降大統領スピーチが行われたことはなかった)、トランプが、独立戦争のときに「空港を制圧」などと言ってしまったことを大笑いで、伝えてくれた。
ライト兄弟が初めて飛行機を飛ばしたのは1903年、だから、独立戦争当時(1775-1783)に空港はおろか、飛行機すら存在していない。
スピーチライターは即”You are fired!!"の大失態?イヤイヤ幾ら何でもありえない。やはり、というか"inevitable happen-起こるべくして起こる・避けられない事態”トランプお得意のアドリブか?


演説の中でトランプ氏は、アメリカ独立戦争(1775~1783年)について語りながら、「我が軍は空に展開し、城壁に突入し、空港を押さえ、やるべことは全てやった」と述べた。ライト兄弟が動力飛行機を造り、有人動力飛行に成功したのは1903年。
続けてトランプ氏は、独立戦争終結につながった1781年のヨークタウンの戦いと、1812~1815年の米英戦争における1814年のフォート・マクヘンリーの戦いを混同し、1814年の戦いを描写する国歌「Star-spangled Banner」の歌詞を引いてヨークタウンの戦いを説明した。
「空港」発言について5日に記者団に質問されたトランプ氏は、「演説はよく知っていたので、テレプロンプターなしでできたが、テレプロンプターは実際に壊れたし、そもそも雨で濡れていたので見づらかったけれど、雨は降ってもともかく素晴らしい夕べだった」と述べた。


ツイッターでは大勢が大統領演説のこの歴史のゆがみに注目し、「#revolutionarywarairportstories (独立戦争空港話)」のハッシュタグを使うなどして、反応した。


たとえば、ユーザーの「@King_Of_Shade」さんは、「1776年の『バゲッジクレームの戦い』」を創作し、ツイートした。

バッケージ・クライムの戦い(Baggage Claim-空港でベルトコンベアーで荷物が出てくる場所で、独立戦争当時の扮装で有名な絵画のシーンを再現。さすがコスプレ好きアメリカ人の労を惜しまぬ、最上最強ユーモア) 
コメント部分訳 ”多くの命が失われた、そして、荷物も、人々は言った、これは今までに類を見ない最悪の大虐殺だった、と。”



このユーモアに引き換え、アメリカ大統領たるものが、アメリカ国民であれば、小学校で習うことも理解していないという大恥、プロンプターと雨のせいにするという情けなさ。


何より戦車まで駆り出した(道路が壊れるから走行できず展示のみ)軍事色と大統領権力を匂わせるスピーチに大きな反発の声が上がっていた。

アメリカのドナルド・トランプ大統領は、7月4日の独立記念日に首都ワシントンのリンカーン記念堂で演説し、米軍に所属する「勇敢な男性と女性」を称賛した。国民的祝賀行事に米軍機による実演飛行や、戦車の展示が盛り込まれたことについて、野党・民主党からは「政治利用」だと批判の声が上がっている。トランプ氏が演説で、18世紀末の独立戦争中に米軍が「空港を押さえた」と発言したことも、話題になっている。〜続く


加えて、同日4日、トランプ陣営のキャンペーン広告に登場する、支持者コメントの、人物が、なんとモデル、画像素材や動画素材で作っていたことが報道された。

トランプ好みのブロンド美人トレーシーは熱狂的トランプ支持者、と思いきや、実はモデルさん。ゲティー計つの貸し出しなので、本人の意思など関係なし。


2020年アメリカ大統領選で再選を目指すドナルド・トランプ氏のフェイスブックの選挙広告に登場する「支持者」が、じつはウェブサイトで販売されている画像素材や動画素材のモデルや俳優とみられることが明らかになった。
6月に投稿された短い動画の1つには、「フロリダ州のトレイシーさん」とされる女性が、ビーチを歩く様子が映っており、「トランプ大統領は素晴らしい仕事をしている。彼よりいいアメリカ合衆国大統領など望めない」という音声がボイスオーバーされている。
しかし、この「フロリダ州のトレイシーさん」なる人物はモデルで、彼女の動画は映像素材を提供する米「ゲッティイメージズ」のウェブサイトで有料で購入できるものだった。ウェブサイトでは、ジョギングをしたり、倉庫で作業をしたり、犬の散歩をしたり、さらには医者の格好をした「トレイシーさん」素材も提供されている。
選挙広告動画の信ぴょう性について、最初に指摘したのは、ジャーナリストのジャッド・レーグム氏だ。
「トランプはそもそも、女性票、とりわけ若い女性からの票をうまく取り込めていない。だからフェイスブックやグーグルに載せる選挙広告に、トランプ大統領の大ファンの若い女性として『トレイシー』を使っているわけだ」


動画には下のほうに数秒間、「実際の言葉、俳優が演技」と小さな断り書きが現れる。(セコ!!)
しかし、一部の人たちからは、大統領は真の支持者を出演させられるうえ、何かあればすぐに「フェイクニュース」だと批判するのに、なぜ選挙広告に素材モデルを使用する必要があるのかという疑問の声が上がっている。ある人はツイッターで、「再選を狙う選挙戦の宣伝に、なぜ海外の動画素材や素材モデルなどを使うんだ?アメリカで自分のために活動してくれる人を見つけられなかったのか?まさしくMAGA(『アメリカを再び偉大に』の略語)だ!」と投稿した。


別の広告では、コーヒーショップで働く「ワシントン州のトーマスさん」が笑顔で登場。「トランプ大統領とその家族は、全能なる神からの強さと知恵に対する我々の祈りとともにある」との音声がボイスオーバーされている。


しかし、この「ひげ面の若者」もまた、動画素材のウェブサイトで提供されており、様々なポーズをとった「トーマスさん」が確認できる。

さらにこの「トーマスさん」動画には、彼が働いているとされるコーヒーショップの外観も映っているが、場所はワシントン州ではない。なんと、東京だ。



動画には日本であることを隠そうとした痕跡が残されている。画面左上の看板に、不自然にモザイクがかけられている。(セコ!!!、モザイクなくても隣の店のシャッターと軒を見れば日本だと分かるけど、日本人は、、

政治広告に画像素材や動画素材が使用されたのは、今回が初めてではない。2016年の大統領選挙戦では、共和党のマーコ・ルビオ上院議員が「アメリカで再び朝を迎えよう」との広告に、カナダ・ヴァンクーヴァーの夜明けの動画を使用した。
ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事の支援団体は昨年9月、イギリスや東南アジアで撮影された販売素材をアメリカの光景だとして使用した。
今年1月には、トランプ氏の国境警備に関する政治広告に、モロッコからスペインへと流入するアフリカからの移民の映像を使っていた。
(英語記事 'Supporters' in Trump adverts were actors)


ハハハ、全部共和党だ。さすがフェイクニュース、印象操作、スキャンダルリークなんでもありの選挙戦を繰り広げる彼ららしい。
大統領同様品性知性のかけらもない選挙広報。まさに魚は頭から腐る。日本もご同様。


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