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旧民主小競り合い 安倍の不始末は自民にさせろ、野党共闘に求められているのは山本太郎的な何か

またしても、旧民主小競り合い?まさに”不協和音”

立憲民主党と国民民主党は4日、夏の参院選で主戦場となる改選数1の1人区の対応をめぐり、いずれかの党の公認を得て出馬する野党統一候補は、もう一方の党に「推薦」を求めないことで合意した。推薦より緩やかな「支持」を要請し合うにとどめる。相互推薦を見送る背景には旧民進党分裂以来の確執があり、候補一本化の効果が限定的になることも予想される。
 共産、社民を含む4野党は4日までに、32ある1人区のうち鹿児島を除く31選挙区で一本化に合意した。所属の内訳は立憲公認7人、国民公認5人、共産公認3人、無所属15人、未定1人。
 これを踏まえ、立憲の福山哲郎、国民の平野博文両幹事長が4日、両党の協力の在り方を協議。(1)立憲、国民いずれかの公認候補は、もう一方の党本部による支持を要請できる(2)どちらの党籍も持たない無所属候補に限り、両党の推薦を要請できる-との原則を確認した。
 推薦対象を無所属に限定したのは、原発などの政策や国会運営で対立を繰り返してきた立憲、国民両党の間に根強い不信があるためだ。立憲幹部は「公認候補が当選すればその党の公約の実現に頑張る。そういう人に他党が推薦を出すのは筋が違う」と語った。
 相互推薦見送りについて、野党系無所属のベテラン議員は「本当にばかだ。戦う前から負けている」と嘆いた。


いずれかの党の公認を得て出馬する野党統一候補は、もう一方の党に「推薦」を求めないことで合意した。推薦より緩やかな「支持」を要請し合うにとどめる。
これって、共産党に対しても、と言うことだよね。支持はすれども推薦まではしない。
孤高を崩さぬ立憲民主党?


もう無理やり、仲良しごっこしても、本音は透けて見え、国民はげんなりし、目的のためなら手段を選ばぬ全体主義の自民党の方が国民のために頼りになると(ただし手段を選ばないのは彼らの利益と理想のためで国民のためではないことが、いまいちまだ伝わっていない?)


だいたい、もし旧民主でまた政権を取っても、選挙の共闘でこんな調子では、行政も内輪揉め、決められない政治の再来になるのではないかと、思うのは、仕方ない。


心配なのは、旧民主系に配慮して、本来の消費税廃止を表に打ち出せない共産党が、巻き込まれて議席を減らしてしまうことだ。


選挙巧者の安倍一派がW戦に打って出て、しかも手段も選ばず恥も外聞もなく、電通的民心誘導を駆使して、令和・新天皇・オリンピック・仲良し地球俯瞰外交を追い風(なんで追い風になるのかわからないが、そう言う風が吹く不思議の国Japan)消費税延期を打ち出せば、同じ延期を打ち出し、小競り合いばかりが注目される野党共闘は又しても惨敗する。


こう言うとなんなんだが、そもそも小沢一郎氏が国民と合流あたりで、力ずくで旧民心を一つにまとめようとしたのが、返って、不協和音を醸し出すことになったのではないかと思う。


枝野たて!!そう言うハッシュタグがたった、前選挙の立憲民主党はある種国民に希望の旗をたなびかせた闘士をイメージさせた。山本太郎氏が、自由党を飛び出し、れいわ新選組を旗揚げ、最初は不安視していた周りを、熱い全国行脚と、専門家も賞賛する経済政策・真摯で正直な社会保障政策、現実的な消費税、まずは5%を打ち出し、現在1億5千万超えの寄付を集め、第一の推薦候補に蓮池透氏の擁立を発表したあたりから、本格的な風が吹き始めている。


枝野氏のように、かつての与党経験者と言うバックグラウンドを背負っているわけではなく、蓮池氏の言葉を借りれば、インディーズ であるが、国民が求めているのは、変化を起こす強いリーダー、ヒーローなのだ。


かつて枝野氏はヒーローだった。だから、高みからではない聴衆と同じ高さに立った演説に人々は熱狂した。その立憲民主党は、今、ただの政党になった。枝野氏の理念に忠実、頑固なところは、小沢氏の豪腕なまとめ方より、個人的には好感が持てる。
だって、安倍を倒すという目的のためとはいえ、目的のために、自分の理念を曲げ、妥協をして、なんて、とても自民党的だし、そんなことをしても、人々の心は動かせない。


人々は、妥協と諦めのおまかせ政治を支持しつつ、変革のヒーローを求めている。
玉木デニー知事は沖縄の人々の悔しさと苦渋の上にたった優しきヒーローだ。
小沢氏も個人を無理やり説き伏せないで、枝野氏も、玉木氏も、相手の邪魔をせず、合理的に対立候補を立てないで、あとは自分の信じる理想の未来を相手に遠慮せず語る選挙にしてゆくほうがいいように思う。


みんなで山本太郎化してゆく。共産党も、野党第一党に遠慮して、目的のために忍耐を持って続けている大人の態度を、かなぐり捨てていいのではないか?共産党が候補を降ろしてくれれば当選できる的な安易な傲慢な視点をまだ感じる時がある。そういうものを感じれば共産党支持者は投票に行く気持ちを萎えさせるだろう。 応援したい人が党派を超えて応援演説に駆けつける。選挙中は5野党は候補者調整をし、誰の応援についても党議拘束なし。共有する未来を語る、そういう姿を国民は望んでいる。


政権を取る取らないは結果論で、自民党の議席を減らすには、一人一人が山本太郎化して、自分に国民の希望を集めることだ。


あまりに野党は一つに!!が時間をかけすぎ、此の期に及んでも、一つになれず、その諍いだけがメディアでクローズアップされるのでは、野党共闘は失速してゆく。


全体数でどうのという戦略もあるだろうが、共通政策に縛られ、自分の本音も思うことも言えないような選挙演説では、人々の心は掴めない。


だいたい政権交代と、安倍政権を終わらせることは同じではない。政権交代を目指して、無理やり統一政策〜それはいいとして、一致しない政策は訴えられなくなるのでは、エネルギーさ削がれる。安倍政権の悪政と腐敗の尻拭いは、まずは同じ自民党にやってもらう、そうして、、まともな政策論争とまともな国会運営ができるようになったところで、政権交代を目指すならそれもよしだ。めちゃくちゃにされた日本を、当面超党派でまともに戻す。ついでに諸悪の根源を権力の座から追い落とし自分たちがごまかし続けてきた悪事を追求し、きっちり責任を取らせる。自民の中の心ある議員が中心でそれを行い野党も応援する。手緩ければ厳しく追及する。それには、自民党の、大きく議席を減らさせることで動き出すだろう。政権交代目指しすぎて無理やりくっつければ、政権をとって空中分解、安倍たちの不始末の結果を全部被って、期待した国民の怒りを買い、また小狡い安倍的な人間の台頭を許す。


とにかく、共産党は消費税廃止を訴えるべきだ。令和新選組とも相互推薦したほうがいい。なんだか野党共闘も全体主義化している。候補者調整は賛成であるけれど、別に相互推薦にこだわらなくても、一人一人自分の考えを言ったらいい。
全体主義に対抗するのは、個人が生き生きと自由に、まとまらないようでいて、未来を共有できる、そういうエネルギーのある塊だ。


野党の諸君、もっと生き生きしてくれ!!今、野党共闘に必要なのは嘘くさい妥協を払拭する山本太郎的率直さと、個々の声を大きくする自由さなのだと思う。それこそ多様性の社会、誰もが自分の足で立っている、自分の声を、居場所を全体のために目的のために奪われない、そういう社会の象徴なのではないかと思う。


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