密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

高齢者ドライバーから免許は取り上げたい、でも人生100年時代?

87歳ドライバーの起こした悲惨な人身事故を受けて、盛り上がる高齢者は運転するな世論。政府の自動運転システムの普及を急がせるという方針を打ち出したというが、それには大きな意味がある。高齢者ほど、自動車での移動や物の持ち運びが大きな役割を果たす。しかし、視力や判断力の低下を補って安全に利用できるのであれば、大きな助けになる。自動運転の自動車が一般の人が手の出る価格になることを、ワタクシも心待ちにしている(駐車が下手くそで、、、、)個人の病歴・認知の度合いなども記憶しセキュリティーに生かすAI自動車なんかできるといいなぁ。


ただ高齢者をその判断力身体的能力により危険視し邪魔者として排除するより、テクノロジーによる自動運転システムの開発は、未来の自動車事故の被害者を減少させる可能性を秘めている。


今回のように注目を集める事件が起こると、’世論は一気に高齢者ドライバー叩きに走るが、アメリカでは、高齢者が起こす人身事故の件数は、若者が起こす人身事故の比ではない。若い世代の怖いもの知らずの運転での事故の方がうんと多い。


日本ではどうだろうと、調べて見たら、このような記事が見つかった。表は転載できないので、アクセスして見てください。要約を転載します。

10月、11月と高齢のドライバーによる交通死亡事故が相次いで報道されています。


「登校の列に車、小1男児が死亡 横浜、児童8人けが」(朝日新聞 10月28日)
「駐車場のバー折って歩道の2人はねる…車暴走」(読売新聞 11月13日)


実際に統計上、高齢ドライバーによる死亡事故の件数は増加しているようです。
2014年に約3600件あった死亡事故のうち、65歳以上の運転者が過失の重い「第1当事者」になったケースは26%だった。約10年間で10ポイント近く増えている。

でも考えてみると、いま日本では急速に高齢化が進んでいます。それとともに65歳以上の人口が増えているわけですから、事故の件数が増えてしまうのはある意味で当然のことです。


では高齢化の影響を除いた場合、高齢ドライバーによる事故は増えているのでしょうか?


高齢ドライバーが起こす交通事故は20代より少ない
ポイントは、年代別の「全件数」ではなく、「その年代の免許者10万人当たり、どのくらい事故を起こしているのか?」を調べていることです。
こうすることで、より正確に「その年代の人が、どのくらい事故を起こしやすいのか」を知ることができます。


まずわかることは、全年代でゆるやかに減っていることです。全体で見ると、10年前のおよそ半分になっています。


では、どの年代がもっとも交通事故を起こしやすいのでしょうか?
「16~19歳」が傑出して多く、それに続くのが「20~29歳」。その次に来るのが「80歳以上」です。70代となると、他の年代とほとんど差はありません。


死亡事故も大幅に減っているということです。80歳以上に限定すると、10年前の半分程度に減っています。


死亡事故の場合、確かに80歳以上の危険性が高いことがわかります。ただし「16~19歳」も高く、去年のデータでいえばわずかに80歳以上を上回っています。
その次は、20代と70代が同じくらい。とはいえ、その他の年代と比べて、それほど多いとは言えないようです。


上記のデータからは、「16~19歳と80歳以上の運転者は、死亡事故を起こしやすい」のではないか?ということがわかります。


年代ごとの交通死亡事故の「全件数」を見てみます。


全件数でみると、やはり20代や40代が多く、80歳以上が起こす死亡事故は少ないことがわかります。この年代で運転している人が、そもそも少ないのかもしれません。


データをもとに議論する大切さ


いま高齢ドライバーが起こす死亡事故が急増していることが強調され、免許返納や認知機能検査などの重要性が指摘されています。


確かにデータからも、件数としては少ないですが、80歳以上で死亡事故を起こす危険性が高いことが示されています。
今後、高齢化のなかでこの年代のドライバーの絶対数が増えるのは確実ですから、対策が急務なことは間違いありません。


ただ心配なのは、高齢ドライバーへの風当たりが必要以上に強まることです。
例えば下記の報道で「高齢ドライバー」とされているのは、67歳の男性です。
「高齢ドライバーにはねられ男性死亡 長崎」(日テレNEWS24・11月18日)


65歳以上の人は「高齢者」とされるので、この男性を「高齢ドライバー」と呼ぶのは間違っていないかもしれません。
でも実際の統計データは、60代のドライバーは20代より交通事故を起こしにくいことを示しています。わざわざ上記の事故を「高齢」と付けて報じることで、誤ったイメージが広がってしまう危険があります。


繰り返しますが、死亡事故を減らすために、増え続ける高齢ドライバー(75歳以上)、とくに認知症に気づかないまま運転してしまう人への対策は有効だと考えられます。


一方で高齢者にとって、自動車の運転が自立した生活の生命線であったり、「誇り」の象徴だったりするケースも少なくありません。


いま対策が急務だからこそ、「なんとなく危なそう」というイメージではなく、データに基づいて「どんな年代の人に、何をすべきか」を冷静に考えていくことこそが大事なのではないでしょうか。


本当にその通りだと思います。そして、かたや65歳以上を高齢者とし、運転等も危なっかしいと思うのに、年金受給年数を引き上げ70歳まで働けという。そして人生100年時代が来るからと、ぶち上げる。 70〜75歳まで、生活のために働き、お金の心配、将来の心配に中で切り詰めた生活をさせられて、どうして100歳までの長寿に至れるというのか? 


アメリカは老人が元気だ。人生の収穫期をそれぞれの方法で楽しんでいる。フロリダなど、ありとあらゆる趣味(といっても本格的なものが多い)のグループがあり、教室が
ある。美術館やコンサートホールなど、様々な、ランチ・ディナーイベントを用意していて、アート愛好家の手帳はスケジュールでいっぱいだ。クルーズ、マディグラ(カーニバル)釣りやハンティングのクラブ、Dさんのように、コミュニティーバンド、写真家の撮影ツアー。有名なシェフを招いた手のクッキングとワインテイスティングイベントトを地元のスーパーマーケットが企画する。社会に貢献したい人は、ボランティアでステイツパークの案内人や教育係などに応募する。 年金資産の少ない人でも、気候の温暖なフロリダは、家賃の低いコンテナパークで、のんびり暮らすことはできる。
また、ホリデーシーズンの家族とのコミュニケーションがある。これが平均的アメリカの老後の生活だ。それでも、100歳を超えるとぐっと人数が減る。90歳を過ぎると、歩行に何が出てくる人が多い。ひざ関節を取り替える手術、白内障手術を受けることが多くなる。人生100年時代はそう容易くはない。


70歳で、お金と生活のための働くことを、やりがい・活躍などというのは、安倍政権の詭弁だ。この上人生100年なんて無責任な標語で、まだまだ働けると煽り、年金を減らし、軍備だの国際貢献だのに税金を回す。こういうことができるのは、日本の権力者の中に、戦前の、国のための国民は働くべきという考えが染み付いているからだ。


団塊世代が後期高齢者になり、少子化で支えられない、などと行っているが、それなら、年金を博打的に溶かしたり、海外でいい顔してばらまいたり、必要のない忖度道路、必要もない建築ばかり作ったり、防衛のためと、問題の多いステルス戦闘機を爆買いしたりしなければ、どれだけの資金が浮くだろう。65を過ぎて、生活のために低賃金で働いたりする必要のない、年金や社会保障システムのサービスが受けられるはずだ。(だいたい自衛のために、なぜステルス性のある戦闘機が必要なのだ。シテルス機レーダーをかいくぐり敵地に近づき、空爆したり、ミサイルを撃ったりするのだろう。つまり敵地攻撃用だ。自衛なら、威嚇警告のためきちんと相手に認識できる戦闘機でいいではないか。と思う)


安倍政権はタガが外れている。金銭感覚も狂ってきている。大盤振る舞いしても、国民から絞り上げればいいと考えている。何でも自分たちにお金が集まるようにシステムを変えている。


生きるための働き、歳をとったら次の世代に活躍の場を譲り、自分の好きなことを始める。趣味で繋がる友人を得る。働いた自分のご褒美の時を享受する。そんな当たり前の社会は、夢物語のユートピアではない、実現すべき社会の課題なのだ。


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