密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

人間的な信頼関係がなければ(外交は)できない? その信頼は貢物で買う安倍の縁故絶対主義

人間的信頼関係とは、人間として信頼の置ける人物と結びたいものだ。安倍氏は石破氏の”友情と国益は別”という言葉に噛み付いて、「人間的な信頼関係がなければ外交はできない」などと言い張っているが、安倍氏の人間性より、彼が気前よくバラまくお金で関係が成立しているということが、わからないらしい。安倍氏にいい顔をしておけば、金持ち国が気前よく支援金をくれる、東欧か、何処かの国の首相に携帯番号を教えてもらったと、自慢しているが、そのくらい安いものだ。


安倍氏の人生において、信頼関係を結ぶということは、自分のバックボーンに魅力を感じて擦り寄る相手のおべっかを間に受けることで、自分の重要性を確認できたと思い込む人間的繋がりをさす。悪知恵の働く相手には御し易い相手でもある。


米との蜜月強調の安倍首相、「友情と国益は別」と石破氏


 20日投開票の自民党総裁選で、安倍晋三首相と石破茂・元幹事長は16日、NHK番組で論戦を交わした。トランプ米大統領との蜜月をアピールする首相を、石破氏が「友情と国益は別だ」と牽制(けんせい)すれば、首相は「信頼関係がなければ(外交は)できない」と反論。国会改革などはかみ合わなかった。


石破氏は、首相が得意と自負する外交分野に斬り込んだ。「友情と国益は別だ。各国が利益むき出しの時代。いかに国益を守り抜くか」


 通商で日本に譲歩を求めるトランプ氏や、首相と22回の首脳会談を重ねながら、平和条約の年内締結を提案し、北方領土交渉を先送りする考えを示唆したロシアのプーチン大統領への対応ぶりが念頭にある。「言うべきことをきちんと言うべきだ」と訴えた。


 対する首相は「相手が友人だからといって、国益を削ることはどこもしない」と反論。政権を6年近く継続したことで各国首脳と会談を繰り返すことができたとし、「人間的な信頼関係がなければ(外交は)できない。決してそれはマイナスにはならない」とした。


 プーチン氏の提案については「一部の発言をもって右往左往するようなことがあってはならない」との認識を強調。北朝鮮についても「トップ同士が決めなければ進んでいかないことは私の経験で明らか」と述べ、首脳会談による打開に重ねて意欲を示した。


 外交分野では北方領土問題が焦点になりつつあり、石破氏は「領土を少しでも譲るということは主権を失うこと。あってはならない」と訴えた。


(朝日新聞デジタル 2018年09月17日 03時56分)


安倍氏に限らず、日本の人は、個人的関係が密になることがビジネスの大きな要素だと考えている。アメリカでも、ビジネスやプロモーションにホームパーティーを開いて人間関係を広げたりするが、それは、自分に売るべきものがあり、その機会の場を作り、プレゼンテーションする、と言っても過言ではない。招かれる方もよくわかっている。


しかしそれは、相手を好きになり、人間的に信頼するとしても、やはりパーソナルには入り込まない、一定のラインがある。日本では信頼関係を築けたと思うと、際限なく干渉したり(趣味や考えの違いを乗り越えて、良かれと思って強く薦めたり、アドバイス=説教したり)、頼みごとをしたり、仲間意識を盾にした同調圧力をかけたりと、いろいろ面倒くさいことになりやすいが、アメリカの信頼関係は、非常に注意深く、最後まで個人という一線を忘れない。むやみに頼み事もしない代わりに、自分が親切にしたいことはどんどん言ってくる(嫌ならはっきりNo thank youと言っても角は立たない=Thanks anyway
や、I really appreciateなどと言えばより感じいい)


そうした信頼と甘えをごっちゃにしているのが安倍総理の外交姿勢で、拉致被害者のことをトランプに頼むなど、勘違い甘えの最たるものだ。 トランプも適当に受け流していて、本気でその件に動くつもりはないのは明白だった。


ダイレクトに当事国である北朝鮮との交渉に臨まず、周りに頼み込むことをと地球儀俯瞰外交だなどとのたまわっているが、ただ家系の人脈だけでイージーに世渡りしてきた坊々の大きな勘違いであり、どこの首相も”Mr.Abeの頼みだから!!”などと動こうとは思わない。そんな安倍妄言を感心して拝聴するのは、外国コンプレクスの日本国民だけた。


外国通の安倍さんに憧れ、彼の海外でのスマートな活躍を、知っているのは実は日本人だけ、というオチをつける時が来ている。


自国の国民の70%に”人間性を信頼できない”と言われる人物を信頼する諸外国のトップはいないというのは、ごく当たり前のことだろう。



PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。
宜しかったら、両方をクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ