密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

家族と故郷と未来を奪われた人々、体を張って除染する人たち、何もしないんだから、せめて最後まで費用を負担するべきではないか

震災ー福島原発事故から、4年が過ぎ,未だに収束の見通しは不明。放射線の影響と見られる症状の現れている被災者、除染作業員。


しかし、東京電力電は”特措法、原子力損害賠償制度、13年の閣議決定”を盾に除染費負担応じない意向を表明している。
<東電>除染費負担応じず…13年末以降の計画分
毎日新聞 12月28日(月)8時0分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151228-00000002-mai-soci
国、立て替え200億円 :東京電力福島第1原発事故に伴う除染の費用負担を定められている東電が、2013年末以降の計画分について環境省の請求に応じない姿勢を示していることが同省などへの取材で分かった。具体的な対象は、本格化しつつある帰還困難区域の除染で、福島県大熊町で今年着手した同区域の除染で同省が立て替える200億円超も完了後の請求が宙に浮く見込みだ。経済産業省は東電を支持する立場を取り、省庁間の意見の対立も浮上。最終的に誰が負担するか決まらないまま巨額の国費が投じられる異例の事態となっている。
問題の13年閣議決定『「実施済みまたは現在計画されている除染・中間貯蔵施設事業の費用は東電に求償(請求)する』というもので、まだ実施されていないものについて言及されていないので,支払わないと云う事らしい。


どういうつもりでこんな中途半端な間抜けな閣議決定をしたのか?どうとでも読み替えられる法案が好きな安倍政権らしい。大体原発のしかも世界最悪級の大事故の除染復興が、たった2・3年で終わる訳がないことは周知の事実。それでも、13年に実施済み、および現在計画されている除染・中間貯蔵施設事業 のみの支払い責任でいいよ,なんて事は,普通に考えてあり得ないだろう。


経済産業省は東電を支持というが、どういう理由で支持しているのか? 東電としては、これから 延々いくらかかるか解らない除染復旧作業より、政治献金の方が安くつく。会社を存続させれば天下りポジションも確保。その為に,福島に無駄なお金をかけないで、他を再稼働したい。
The Page:東電再建のカギ? なぜ柏崎刈羽原発が注目されるのか
http://thepage.jp/detail/20140130-00000006-wordleaf?page=2


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そして,東電が支払わない分の200億と、これからかかるであろう除染の費用,は国が負担=税金しかし、金遣いの荒い現政権は,財源確保に,社会保障費を削り、消費税を増税。その誤摩化しの軽減税率の為の,財源、財源と騒いでいる有様。大事故の責任は津浪だから、後は知りませんの東電の尻拭いに、餓死者が出るというのも冗談ではなくなりそうだ。


環境省は以前、5つの市町村指定廃棄物処分場候補地とした。しかし千葉県千葉市、栃木県塩谷町、宮城県の三市(加美町、栗原市、大和町)がいずれも環境省の調査を拒否し、候補地を返上する事態になった
その後福島県県内の幾つかの町が受け入れ生を承諾。
NHKnews:福島県内の指定廃棄物 国の計画受け入れ正式表明 12月3日
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20151203/2114_shitei.html
指定廃棄物の保管を続ける農家などからは、早期の処分を求める声が上がっていて、環境省が住民や自治体の理解を得ながら処分に向けた道筋をつけられるかが課題となっている、処分場建設に向けた状況は厳しさを増しています。


そんな中、環境省は24日、加美町が求めた県内の放射性廃棄物を福島県飯舘村の仮設焼却炉で処理し、焼却灰を東京電力福島第1原発敷地内で保管する案を拒否した。


なんだか、弱い所にどんどん押し付けていっているだけと云う気がします。東電の取締役たちの故郷とか安倍政権の閣僚の故郷とか(山口とか山梨とか)にも受けをって欲しいです。そうすると地元が反発して選挙が危なくなるけど。骨身には沁みるでしょう。そしてもっと本気で除染,安全性の確保、再稼働が本当にいいのかを考える事でしょう。全部弱い所に、故郷を破壊された町に廃棄物を押し付け、苦しい生活の国民の税金をまわして、責任企業の擁護、この国のトップは最低です。


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