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偉大な保守政治家の死 追悼ジョン・マケイン

共和党の重鎮ジョン・マケインがここ数年の脳腫瘍の闘病を終え逝去された。
トランプにすりよる共和党は良識の大きな支柱を失った。


(CNN) 悪性の脳腫瘍(しゅよう)で闘病中だったマケイン上院議員が25日、死去した。81歳だった。
昨年7月に脳腫瘍と診断され、地元アリゾナ州で療養生活を送っていた。
マケイン氏は1936年生まれ。ベトナム戦争で捕虜になった経験を持ち、下院議員を経て上院議員としては6期目。



2000年大統領選でブッシュ元大統領と共和党指名を争って敗れたが、08年には指名を獲得し、オバマ前大統領の対立候補として接戦を繰り広げた。
40年に及んだ政界でのキャリアを通じ、保守派、対外強硬派として知られる一方、党派を超えて信念を貫くことも多かった。



昨年夏には、共和党のトランプ政権が主導していた医療保険制度改革法(オバマケア)撤廃法案に反対票を投じて廃案に追い込んだ。



12月以降、首都ワシントンに姿を見せることはなかったが、最近もツイッターでトランプ大統領を激しく非難するなど、意見を発信し続けていた。7月にはトランプ氏とプーチン・ロシア大統領の会談を「悲劇的な過ち」と批判する声明を出した。



同氏はこの1年間、自身の葬儀の準備を進めていた。オバマ氏やブッシュ氏に弔辞を依頼する一方、トランプ氏には参列してほしくないとの意向を示していたという。


マケイン氏は今年5月に出版した回顧録の中で、波乱に富んだ人生を振り返っていた。
この中で、03年のイラク戦争は重大な間違いだったとの見解を示し、開戦を支持した自身にも責任があると認めていた。



ワタクシは民主党支持で(投票権はないが、、)選挙当時は、もちろんオバマ氏を熱烈に支持していた。だが、オバマ氏の勝利が決まった時のマケイン氏の敗北宣言スピーチを見たときの、この人の大きな魅力がわかった気がした。


黒人大統領の選出に、もはや共和党敗北以上に感情的怒り狂う人々はの様子には、恐怖を覚えた。その時マケイン氏は、壇上から人々をなだめ、新大統領に協力しアメリカを作ってゆかなくてはならない、と荒れ狂う観衆を諭した。
この様は、聡明で頼りになる一家の要のおじいちゃんが家族に指針を与えるようであり、寛容と強さを感じた。この人のこうした良識的中道的な立場を危惧した彼の選対が極右サラ・ペイリン(最近話題の水田水脈氏や影の薄れた稲田朋美氏的な、極右のイケイケチアガールである)を担ぎ出しさえしなければ、オバマ大統領の誕生はもっと脅かされていただろう。(トランプはサラには距離を置いた。自分にとっての”いい女”に対する嗅覚は優れているトランプだった。しかし、火遊びには脇が甘かった)


トランプ以前の最悪大統領であるジョージ・ブッシュ2でさえ、トランプの最悪とはレベルを異にしていると、反ブッシュ政権急先鋒であったビル・マー(彼は、自分のコメディアン人生をかけて批判を展開した)が一昨日のショーでそう評していた。


大きな存在を失った後に、人々はどう動くか、翁長知事亡き後のオール沖縄は玉城デニー候補の元、結集する。知名度が全国区の玉城氏により、日本全国から注目が集まるだろう。稲賀氏の意思を継ぎ、勝利を手にしてほしい。


トランプの元顧問弁護士による、本人関与(シキャンダルもみ消し、ヒラリーへのネガキャンとデマ情報の流布等)の証言で、弾劾はささやかれるトランプを、共和党内できちんと対処できるかどうか、中間選挙を控え党内主流派は試される。


共和党支持者の"Great Grandpa"ジョン・マケイン氏のご冥福を、God Bless America.


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