密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

心のないスピーチagain 原爆死没者慰霊式・平和祈念式

案の定、二枚舌首相の、平和式典事故宣伝利用。

<記事より>
安倍首相が今年おこなったスピーチは、昨年の文章の構成を巧妙に入れ替えた上、「言葉では言い表せない」という表現を「筆舌に尽くし難い」に言い換えるなどの簡単な手直しをしただけで、ほぼ“コピペ”の演説。2014年には広島で前年とほぼ同一の文章を“朗読”して批判が殺到したにもかかわらず、長崎でもそれと同じコピペ演説をおこなうという事件を起こした安倍首相だが、相も変わらず誠意が感じられない姿勢を晒したのだ。


しかも、松井一實・広島市長は平和宣言のなかで、昨年、ノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)や朝鮮半島の対話による平和構築に言及し、「日本政府には、核兵器禁止条約の発効に向けた流れのなかで、日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現するためにも、国際社会が核兵器のない世界の実現に向けた対話と協調を進めるよう、その役割を果たしていただきたい」と述べたが、対する安倍首相は、昨年7月に国連で採択された核兵器禁止条約への言及がなかったばかりか、ICANにも一切ふれずじまい。安倍首相はいまだにICANとの面会はおろか、お祝いの電話さえ入れていないというが、これでよく「『核兵器のない世界』と恒久平和の実現に向けて力を尽くす」などと誓えたものだ。
 その上、式典後におこなわれた被爆者7団体との「被爆者から要望を聞く会」では、核兵器禁止条約への署名・批准を求める声に対し、安倍首相は「参加しない考えに変わりない」と拒否した。


被爆者たちの願いを打ち砕く卑劣な姿勢を崩さない安倍首相──。だが、驚いたのは、その後の行動だ。安倍首相はTwittertとFacebookの公式アカウントに、広島県原爆被害者団体協議会の坪井直理事長とにこやかに握手する写真とともに、こう投稿したのだ。
〈「ネバーギブアップで頑張っていく」20歳の時、広島で被爆した坪井さんの言葉です。唯一の戦争被爆国として、我が国は、核兵器国と非核兵器国双方の橋渡しに粘り強く努めながら、「核兵器のない世界」の実現に向けて、一層の努力を積み重ねてまいります〉
 

坪井理事長はきょうの「要望を聞く会」で、「原爆は人間の悪知恵が作ったもの。われわれが核兵器をなくすような力を発揮しなきゃいけない」と主張し、核兵器禁止条約を批准するよう求めた。それを無下に拒否しておきながら、自分があたたかく手を差し伸べる写真を投稿して、あたかも被爆者の要望に応えているかのような“印象操作”をSNSで発信したのである。


今更驚きもしないが、この男にとって、沖縄の人々も、被災地の人々も、長崎広島の被爆者の方々も、過労死遺族も、実は拉致被害者家族でさえ、自己宣伝、世論誘導に利用価値がなければ、ただ煩わしいだけの形式的に済ませてしまいたい事柄で、最近はそれを隠そうともしない。あからさまに実のない態度。

メデイア的利用価値があり、自己宣伝の時だけ寄り添うポーズと勇ましい演説をする。


「被爆者から要望を聞く会」への冷徹な参加拒否は、国会を訪れた「過労死遺族の会」の人たちにも会おうとしなかった態度と重なる。


沖縄でも、もう以前の”針のむしろ感”さえなく、完無視に徹する。すべてが安倍シンゾーにとっての”あんな人たち”であり、そうした人たちは歯向かえば権力で叩き潰す、そう確信でもしているような態度だ。党内で敵なし、バカな自民党議員や官僚にヨイショされ忖度され、全能感。安倍の自分への確信とは裏腹に、実際にその冷酷に晒された人の数は増え続けている。一般の人々にも、恥ずかしい限りの不祥事の連続と、幼稚で常識はずれの責任逃れ、繰り返される自信満々の嘘も、鼻につき、外交でも、そこの浅さを露呈しまくっている安倍政権事実が浸透してきている。


この底の浅い男が自分のためにパクッた広島県原爆被害者団体協議会の坪井直理事の”ナバーギブアップ”には熱く深い重いと、歴史があった。
被爆者たちの願いを打ち砕く卑劣な姿勢を崩さない安倍首相──。だが、驚いたのは、その後の行動だ。安倍首相はTwittertとFacebookの公式アカウントに、広島県原爆被害者団体協議会の坪井直理事長とにこやかに握手する写真とともに、こう投稿したのだ。
〈「ネバーギブアップで頑張っていく」20歳の時、広島で被爆した坪井さんの言葉です。唯一の戦争被爆国として、我が国は、核兵器国と非核兵器国双方の橋渡しに粘り強く努めながら、「核兵器のない世界」の実現に向けて、一層の努力を積み重ねてまいります〉
 坪井理事長はきょうの「要望を聞く会」で、「原爆は人間の悪知恵が作ったもの。われわれが核兵器をなくすような力を発揮しなきゃいけない」と主張し、核兵器禁止条約を批准するよう求めた。それを無下に拒否しておきながら、自分があたたかく手を差し伸べる写真を投稿して、あたかも被爆者の要望に応えているかのような“印象操作”をSNSで発信したのである。
 しかも、坪井理事長の「ネバーギブアップで頑張っていく」という言葉にはどんな思いが込められているのか。坪井理事長は以前からこう語ってきた。
「『ネバーギブアップ』の精神を忘れず、命を大事に最後の最後まで核兵器廃絶の道を歩もうではありませんか」(今年5月、広島県被団協の定期総会での挨拶)
「(オバマ前大統領と)一緒に核兵器のない世界をつくろうと話した。誓い合ったことを、ネバーギブアップで頑張りたい」(中国新聞2018年4月6日付)
「長く生きた。もまれもまれて、ここまできた。いつか核兵器が廃絶されるのを見たい。でも私が見られなくても、後世の人が必ず成し遂げてほしい。頼みますよ、若い人たち。絶対に諦めちゃいかん。ネバーギブアップ!」(中国新聞2015年8月2日付)
坪井理事長が核廃絶に向けて語ってきた「ネバーギブアップ」という言葉の真意を無視して、まるで自分が被爆者に寄り添っているかのように演出するために言葉を引用する──。これは被爆者を裏切る行為であり、冷酷にも程があるだろう。


冷酷というより恥知らず。しかし安倍にとっては、平気の平左だ、何しろ、米議会で、公民権運動の末、銃弾に倒れたキング牧師の言葉”I have a dream"を恥かしげもなく使った感性・品性の下劣さで証明済みだ。安倍が大して注目されていない日本の首相で、誰も見ていない米議会での演説でなければ、長い戦いの末に人権を勝ち取り、今尚、差別と戦っているアフリカ系の人々は非常に不快に思っただろう。私でさえ不快に思ったもの。


キング牧師の言葉の力は、ワシントンDCの牧師のモニュメントに立ち並ぶ岩の壁に数々の名演説が文字として刻まれている。人々を勇気づけ、絶望や憎しみに歪んだ眼差しを、”夢”に向けさせた言葉、25万人以上の市民支持者を前に発せられた言葉、公民権運動を決定づけたその言葉を、チョロっと使い、気の利いたことを言ったつもりになるチープな人間性、無神経、本質に目を向けない愚かしさ。しかも、”こいつ”ーと敢えて呼ばせてもらおう は、アブラハム・リンカーンと自分を並べてジョークにした-ABE(エイブ=アブラハムの略称)とABE(安倍)!!恥ずかしくて青ざめたよ。最大級に痛すぎるヤツ。物事の価値・重さを全く意に解せないトンチンカンの本物のボンクラだ。日本人の恥。


こんな人間に76%も支持を表明する自民党も恥知らず、もう救いようがなく腐ってしまった。

PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。
宜しかったら、両方をクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ