密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ご飯論法、まさに言い得て妙+加計タニマチの優雅な計画

5日前にNYに移動しているはずが、ハリケーン・アルベルトの影響で足止めされている。バージニア州はひどい洪水。5月はワタリガニのシーズンで、クラブフェスティバルなどが行われ、人々は野外テーブルにお皿などない、紙を敷いたテーブルの上に山盛りした蒸しワタリガニ(ケイジャンスパイしまぶし)をハンマーで叩き割って豪快に食べる(私はハンマーを使わずに食べるので特技視されている。)きっと被害甚大だ。そして我々はNYにゆくのに通過しなくてはならず、洪水の影響の少ないルートを取って、いよいよ明日出発ということになった。NYでは、どうやら竜巻の被害が出て、ご近所の友人の話だと、隣町はひどいらしい。幸運にも、我が家は、枝が折れた程度のようだ。


自然の猛威にかき回されるアメリカ、バ*の嘘の猛威にかき回される日本。
国会中継見ていて、小池晃議員が、「まさにご飯論法だ」と言っていた、ご飯論法って何?と検索したら、さすが東京新聞が説明を載せていた。

安倍晋三首相の答弁は論点すり替えの「ご飯論法」-。加計(かけ)学園理事長と首相の面会を記載した愛媛県の文書などを巡り、二十八日に開かれた衆参予算委員会の集中審議。野党側は、インターネット上で注目されている「ご飯論法」を持ち出して追及したが、首相は従来の見解を繰り返した。識者は「政府は国民を愚弄(ぐろう)している」と批判している。 (佐藤圭、小林由比、望月衣塑子)
 首相が午前の参院予算委で、加計学園問題について「一点の曇りもない」と答弁すると、共産党の小池晃書記局長は「これが今話題のご飯論法ですよ。全くのすり替えだ」と断じた。
 

「ご飯論法」とは何か。「朝ご飯を食べましたか」と質問された場合、パンを食べていても、あたかも「ご飯(白米)」について問われたかのように論点をずらし、「食べていない」と強弁する論法だ。労働問題に詳しい法政大の上西充子教授がツイッター上で紹介すると、「秀逸な表現」などと一気に拡散した。
 
愛媛県が国会に提出した新たな文書には、首相が二〇一五年二月二十五日に加計孝太郎理事長と面会した際に「新しい獣医大学の考えはいいね」とコメントしたと書かれていた。小池氏は「首相と理事長との面談が架空では説明がつかないことが多すぎる」と指摘した。しかし、首相は、そうした官邸の水面下の動きには触れず、政府の国家戦略特区ワーキンググループ(WG)の八田達夫座長が「決定のプロセスには一点の曇りもない」と主張していることを引用した。「ご飯論法」に当てはめれば、朝ご飯の話題中に、昼ご飯の話をするようなものだ。
 
上西氏が「典型的なご飯論法」とみるのが、午後の衆院予算委での立憲民主党の長妻昭政調会長とのやりとりだ。獣医学部新設を目指す「利害関係者」の加計理事長が首相や秘書官と食事をしたり、食事代を支払うことなどは問題ではないかとただすと、首相は余裕めかして「別に食事を私がごちそうしてもらいたいから戦略特区で特別にやる、焼き肉をごちそうしてもらいたいからそんなことするって考えられないですよ」と反論した。
 上西氏は「ご飯論法が注目されたことで、国会質疑の何がおかしいのかということを伝えることができたと思う。モリカケ問題ばかりやっている、といった批判があるが、卑怯(ひきょう)なのはこうした答弁で国会や国民を愚弄している政府ではないか」と話した。


昔人事院月報のお仕事?をした時、その月報に、タニマチ関係をいかに構築させないか、についてレポートがあった。官僚界におけるタニマチとは、若い官僚が地方に出向した時期に、地元の行政関係者や、有力者から散々接待を受け、時に女性を紹介され、ズブズブの人間関係を作ってしまったのち、中央に戻った時のパイプが出来上がるということで、人事院で問題視されたいた。


そういう意味からいえば、加計孝太郎氏は、安倍首相のタニマチであろう。


長年培った友情というよりは、育てたタニマチ関係。加計氏が、安倍氏に年1億くらい使っている、と豪語していたという記事をどこかで読んだな、と思っていたら、リテラが掲載していた。



「(2015年2月25日に)お会いしたことはない」。一昨日おこなわれた集中審議で、安倍首相は「獣医大学いいね」と言ったという加計孝太郎理事長との面談を、加計学園から出された仰天コメントを使って否定した。
 

加計学園のコメントはいわば“安倍首相の名前を使って愛媛県と今治市を騙した”という詐欺行為を告白した内容だ。普通に考えれば、「加計は詐欺師だ!」と激昂しても不思議はないのに、しかし安倍首相は「抗議する理由がない」と知らん顔……。これまでも佐川&柳瀬の総理護衛コンビによる茶番劇が国会で繰り広げられてきたが、そのなかでも今回の“加計コメントを受けた安倍首相の一人芝居”は群を抜いて酷いシナリオとしか言いようがない。一体こんな穴だらけの下手な嘘を、どうやって信じろというのだろう。
 

だが、安倍首相は一昨日、もうひとつ噴飯モノの話をはじめた。それは、加計理事長と繰り返し会食やゴルフに興じてきた“接待疑惑”を指摘されたときのことだ。
 安倍首相は、「(加計氏は)私が国会議員になる前からのずっとの付き合い」だと主張すると、「こちら側も相当ごちそうしている」「ゴルフは費用がかかるから、それはこちら側ですべてもっている」「焼肉屋の場合はこちらが払ってる場合もありますし」と、いつもの通り証拠も何もないままざっくりした記憶を並べ立て、「贈収賄になるとはとても考えられない」と強弁。何をトチ狂ったのか、ついには「(会食の)その後も、家でもう1回食べるってことも(ある)」などと言い出した。
 

接待を受けたあとに家でシメのお茶漬けをかき込めば贈収賄にならないって、それはどんな理屈なのだろうか。もうさっぱり意味がわからないが、さらに安倍首相は、“利害関係者である加計理事長が、安倍首相や首相秘書官と会食したり食事代を支払うのは問題ではないのか”と追及した立憲民主党の長妻衆院昭議員に対して、「食事の見返りに特区に入れたかのごとくの言い方だ」「みんなそういう印象をもっているんですよ!」などと逆ギレ。そして、こうまくし立てたのだ。
「私が食事をごちそうしてもらいたいから国家戦略特区で特別にやるって、たとえば焼肉をごちそうしてもらいたいからそんなことするって、これ、考えられないですよ!」


新潮、文春が報じた加計理事長の「カネがかかる」「年間一億出してる」発言


 いやいや、「焼肉をゴチになったから、そのお返しに」というかたちで特区が決まったなんて誰も言っていないし、思うわけがない。むしろ、「加計さんは長年の友人だ」と強調し、あたかも学生同士のカジュアルな付き合いのなかでおごってもらったかのように「印象操作」しているのは、安倍首相のほうではないか。
 

そして、安倍首相と加計理事長の仲は、そんな「焼肉をおごる・おごられる」というような庶民的なものではけっしてない。「腹心の友」という言葉がもつ清いイメージとは裏腹な、「ズブズブの関係」と表現すべき間柄だ。
 そもそも、安倍首相より3歳年上の加計理事長が出会ったのは、留学先である南カリフォルニア大学のキャンパスだったことは周知の通りだが、当時はそれほど仲が良かったわけではないという。
 

加計問題を追いかけるジャーナリスト・森功氏の『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(文藝春秋)によれば、ふたりが接近したのは帰国後、安倍が神戸製鋼に就職して以降。昭恵夫人がFacebookに投稿した、2015年のクリスマスイブに撮られた“男たちの悪だくみ”写真にも写っている三井住友銀行・元副頭取で現在、金融庁参与である高橋精一郎氏と週末に大阪で遊ぶようになった際、そこに加計氏も加わるようになってからだという。当時、すでに学園の副理事長という立場にあった加計氏は、羽振りも良かったらしい。


〈いきおい彼らの遊びは、もっぱら時間と資金力のある加計任せだ。加計が安倍に声をかけ、それに応じるかっこうで、盟友関係がのちのちまで続く〉(『悪だくみ』より引用)
 
実際、その後のふたりの関係を赤裸々に物語るかのような報道がなされたこともある。「週刊新潮」(新潮社)や「週刊文春」(文藝春秋)では、加計理事長が口にしていたという、こんな発言が紹介されている。
「彼とゴルフに行くのは楽しいけど、おカネがかかるんだよな。年間いくら使って面倒を見ていると思う?」(「週刊新潮」2017年3月16日号)
「(安倍氏に)年間一億くらい出しているんだよ。あっち遊びに行こう、飯を食べに行こうってさ」(「週刊文春」2017年4月27日号)

 
さらに、「安倍に近い関係者」もまた、かつて安倍がこのように話していたと証言しているのだ。



「加計さんは俺のビッグスポンサーなんだよ。学校経営者では一番の資産家だ」
 
これらの発言が事実ならば、安倍首相が強調する“長年の友人関係なのだからおごられることもある”という関係とはまったく違い、加計理事長は意識的に「年間一億」もかけて安倍首相の「面倒を見て」おり、一方の安倍首相も加計理事長のことを「スポンサー」として認識していることになるだろう。「焼肉をおごられた」なんて次元の話ではまったくないのだ。


安倍首相のため選挙活動に協力、昭恵夫人が取り組む活動をバックアップ


 だいたい、安倍首相と加計理事長は、わかっているだけで年に数十回、会食したりゴルフをする「お友だち」以上の関係であることは間違いない。現にこれまでにも、2009年の総選挙では安倍のために加計学園が職員に“出張命令”を出して選挙活動に動員していたことが発覚。また、加計理事長は「自由民主党岡山県自治振興支部」の代表者として政治資金収支報告書に名を連ね、同支部の所在地も加計学園グループの予備校である英数学館岡山校の住所が記載されていた。
 しかも、その関係は安倍本人だけにとどまらない。安倍が結婚してからは、加計理事長は昭恵夫人とも仲を深め、昭恵夫人が取り組むミャンマーの教育支援を加計学園が協力している。つまり、安倍の政治活動や妻である昭恵氏の活動まで、加計理事長はバックアップしてきたのだ。
 会食やゴルフというのは、それこそ首相動静にも出ている「オフィシャル」の情報にすぎない。実際には、このように加計理事長は安倍夫妻にとって公私ともに多大な「面倒」を見てくれている相手なのだ。その「見返り」として国家戦略特区での獣医学部新設を動かしたのではないか。そういう疑いの目を、いま安倍首相は向けられているのだ。
 
そもそも、会食やゴルフにしても、けっして見逃がせない問題だ。大臣規範には〈関係業者との接触に当たっては、供応接待を受けること、職務に関連して贈物や便宜供与を受けること等であって国民の疑惑を招くような行為をしてはならない〉とある。だからこそ安倍首相は、加計学園の獣医学部新設計画をはじめて知った時期を、当初は「構造改革特区で申請されたことは承知をしていた」「私は議長だから国家戦略特区に申請をすれば私の知り得るところになる」と答弁していたのに、「2017年1月20日の特区諮問会議」だと前言撤回したのだ。
 
野党はずっと加計理事長の証人喚問を要求しており、一昨日の集中審議で要求が出されたが、与党はこれを拒否した。いくら安倍首相が潔白を叫んでも、これでは「やましい関係」であることを証明づけているようなものである。
(編集部)


私の大好きなドラマWest Wing(邦題ザ・ホワイトハウス)のエピソードに、取締役が大統領の良き友人であり支援者である大企業が何かの突発的な原因で倒産の危機に瀕している。倒産すれば、大量の失業者を出し、市場の乱れなど、普通なら当然、国が立て直し援助をするのだが、友人であり支援者でもあるという点で、大統領は悩む。手助けするわけにはいかない。しかし、第一補佐官(官房長官みたいなポジション)が、それは本質を見誤っている、このままでは大量の失業者を出し、経済に大きな打撃を生む。何より彼は誠実で良い経営者であり続けた人だ。と説得。


最終的に、大統領は、彼からの過去の献金を公表し(返金した?うろ覚え)、彼には会社が復活しても、今後自分が大統領でいる間、一切の支援を送らない約束を取り交わし、倒産した場合の損失予想を公表し議会と、国民の理解を求めた。というようなお話だった。


友人であり支援者であるからこそ、通常通りの援助であってもしてはいけないと考える。制度、税金の私的運用や政治の公平性が問われるからだ。それが国の最高責任者の第一歩の倫理だ。(ドラマとバカにするなかれ、大変な取材でリアリティーを超え、このドラマで起こったことが数年後に実際起こるなどー若き有色人種大統領の誕生もそうだー秀逸なドラマです。)


安倍晋三は何も考えないでやってたんだろうな。自分の従姉妹に、”世界遺産は坂の上の雲、俺がやらせてあげるよ』と平気で口にする認識なのだ。「焼肉を奢ってもらいたいから特区で優遇する、そんなわけないじゃないですか」そうかな?長年何も考えず奢ってもらい続け、心地のいい都合のいいお友達と思うから、優遇する。加計氏にとって、いつもいつも奢るのは先行き投資、そんなことは、官僚の世界でも警鐘が鳴らされている腐敗の第一歩なのだ。


妙に身内に義理堅い、自分を褒める人は諸手を挙げてフレンドリーな安倍夫妻は、扱いやすいターゲットだろう。ただし、あまりに安易に考えて、我が世の春と調子に乗り、
慌ててつく嘘は嘘を呼び、今、じわじわと追い詰められている。G7でウロチョロしても誤魔化せないよ。国民はきちんと筋の通った結論を見ない限り忘れたりしない。内部告発もどんどん増えるだろう。


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