密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ただただ、安倍ご夫妻国費息抜きの旅だった訪米

電話会談で十分だったのではないか?行く前から、一体ににをしに?という感じだった今回の訪米。


米国内では、とにかくストレスを溜め込んで(ロシアゲート・個人弁護士や身内に及ぶ捜査の手・ポルノ女優告発・シリアをめぐるロシアとの対立・次期大統領選の再選に共和党内から反発を食い、ポールライアン下院議長が引退宣言)、大ぴらにゴルフ三昧などさすができなトランプにとっては、安倍訪米は、まさにゴルフの口実以外の何物でもなかった。緊張を強いられる交渉など皆無の安パイな相手。このチャンスに公務でゴルフができるぞ、くらいのイージーさだろう。


いくらトランプ的表現に疎い日本メディアも、さすがに、トランプの一見賞賛に聞こえる言葉が、彼特有の相手をバカにした、上から目線の余裕綽々ポーズであることは、そろそろ理解されてきただろうから、国内の大混乱から夫人ともどもトンズラした安倍総理が”尻尾が振り切れんばかり”に喜んだ、友情ゴルフの空疎と、何の成果も示せなかった現実が、遅かれ早かれ報じられるだろう。

米フロリダ州のトランプ米大統領の別荘地を訪問中の安倍晋三首相は18日(日本時間19日)、日米首脳会談の2日目に臨んだ。日本との貿易不均衡に不満を募らすトランプ氏が、二国間の自由貿易協定(FTA)の早期協議を強く迫り、首相も通商問題を二国間で協議する新たな枠組みを設置することで合意した。


 「TPP(環太平洋経済連携協定)には戻りたくない。(日米)二国間の協議が望ましい」


 2日目の会談を終え、共同記者会見に臨んだトランプ氏は、そう強調した。安倍首相もトランプ氏の勢いに抗しきれず、ライトハイザー米通商代表と茂木敏充経済再生相による、新たな二国間通商協議の枠組みを設けることで合意した。


 ログイン前の続き初日の17日の会談は北朝鮮の核・ミサイル問題に時間を費やしたが、2日目は通商問題に的を絞って意見交換した。トランプ氏は、18日の首脳会談前のワーキングランチ冒頭から「米国は非常に多額の対日貿易赤字を抱えている。それを取り除き、できれば近い将来、均等にしたい」と首相にクギを刺した。安倍首相が「自由で公正な」貿易と語ったのに対し、トランプ氏は「互恵」という観点も大事だと強調し、米国にとっても利益のある貿易でなければならないと強調してみせた。


 米国からのFTA要求を警戒する日本は、米国にTPP復帰を促す考えだったが、トランプ氏は17日に自らのツイッターで「日本や韓国は米国にTPPに復帰してほしいと思っているのだろうが、米国には望ましくない」と復帰を否定。機先を制された格好で、二国間の貿易協議の場を設けることで押し切られた格好だ。


 日本政府内には、米側が鉄鋼・アルミ製品への関税適用で日本を対象から除外しなかったことについて、今回の首脳会談でトランプ氏からの方針撤回が表明されることへの期待感もあったが、トランプは共同会見で「米国は多額の赤字を負っている」として当面、撤回する考えはないとした。


 一方、北朝鮮が中心議題となった初日の会談についても、日本側の成果は大きいとは言いにくい。


 トランプ氏が米朝会談実現に向け、数週間前にポンペオ米中央情報局(CIA)長官が極秘訪朝し、金正恩朝鮮労働党委員長と会談したことを明らかにした。「対話のための対話は意味がない」、「最大限の圧力で日米は一致」を強調してきた首相は、トランプ氏に出し抜かれた格好に。


 拉致問題では米朝会談で議題として取り上げるよう米側に要請。トランプ氏は「拉致問題を取り上げ、多くの他の問題も取り上げる。いまが対話の時だ」と受け入れた。ただ、米側が米朝会談で提起することは約束したが、安倍首相のいう「拉致問題の解決」への道筋が描けるのか、「他国任せ」ではおぼつかない。


 共同記者会見では、安倍首相が「過去の過ちを犯してはならないとの認識で完全に一致した」とし、今後の対北方針について「(日米で)綿密なすりあわせを行った」と強調。「(日本が関係国の協議から)取り残されているとの指摘はあたらない」と主張したが、米側の出方も含め、日本の対北政策の練り直しを迫られることは間違いない。


 森友・加計問題などで、安倍内閣の支持率は下落傾向にあり、安倍首相をめぐる政治情勢は厳しさを増している。これまでもトランプ氏との蜜月ぶりをアピールし、北朝鮮への強硬姿勢など「安倍外交」で得点を稼いできた面があるだけに、今回の外遊は、首相にとって厳しいものになり、「内憂外患」が深まったといわざるを得ない。(編集委員・佐藤武嗣)


北朝鮮にたいして拉致被害者返還のお願いを、アメリカまで行ってアメリカの大統領に頼み込む他力本願のみっともなさと、それを、トランプに何も明言しない一般論で適当にいなされているだけなのに、気負い切った”両国の絆を確認”という自己都合解釈にしがみつく安倍。


合同記者会見では、トランプはシンゾーはさておいて、ロシアゲートのことを記者団に話している。

米フロリダ州ウェストパームビーチ(CNN) トランプ米大統領は18日、米大統領選に絡む「ロシア疑惑」の捜査に当たるマラー特別検察官もしくは同検察官を任命したローゼンスタイン司法副長官を解任するとの臆測を打ち消す発言を示した。
米フロリダ州にある自らの別荘「マール・ア・ラーゴ」で会談した日本の安倍晋三首相と共に臨んだ記者会見で述べた。
「過去3カ月間、4カ月間や5カ月間、私がこの2人を除去すると言われてきたが彼らはまだいる」と指摘。「ロシアとの結託はでっち上げであり、捜査当局には十分協力してきた」と主張した。


疑惑は大統領選での敗北を和らげようとする民主党が大きく加担したでっち上げであると主張した。ロシア疑惑の捜査は、米大統領選に介入したロシアとトランプ氏陣営との関係などに焦点を当てている。

また、マラー検察官の捜査が終結することを期待するとし、「米国にとって極めて悪しき状態である」と主張した。


これがCNNの日米首脳会談に対する報道だ。アジア圏の記事の中心は米朝会談の場所であって、また中露の関わりであって、わざわざ出向いた安倍首相は、どこに?


出向くに値すると言えることといえば、アルミ・鉄鋼の関税を撤廃してもらうことだろうに、これは、0回答。TPPもどっちつかずにごまかされ、二国間協議でおいおい話そうぜ!と額をパチンと小突かれる。


いいことなしの安倍首相が、電話会談でもお釣りのくるのに、専用機を飛ばして出かけた訪米、使った国税に見合うものは、ストレスの溜まったご本人と愛妻のための、フロリダのサンシャインと潮風と高級ゴルフリゾートでのゴルフ。


福山立民党幹事長は、国内の不祥事連発大混乱をよそにゴルフの必要があるのか?と不快の念をあらわにしていたが、もうゴルフをしてお互いをわかり合う社交儀礼はとっくに終わり、あとは、しっかり税金と時間をむだにしないように能率よく交渉するべき時なのは、言わずもがな。それを*カの一つ覚えのようにゴルフゴルフ、トランプ・シンゾー間の友情など蜃気楼のごときものと露呈している。


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