密接な関係にある他国から

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加計問題”罪のない学生たち”を前面に出すが、行政が歪められたことは看過できない

加計学園、既成事実で開学、学生たちが通うようになれば逃げ切れると踏んでいたのだろう。ここへきて、罪のない学生たちがかわいそう、そっとしておいてやれ、という見方をする方達もいると思う。四国の獣医師も深刻に不足しているし、と中村愛媛県知事も力説する。しかし加計学園の方はその辺それほど真剣に考えてもいないようなのだ。



<加計問題「面会記録」>中村愛媛県知事 会見 2018-4-10


中村知事は、確かな答えに心がけているようだし、職員への信頼=備忘録の信頼を明言している。


この騒ぎが大きくなれば、学生たちがかわいそう。この中から、愛媛県で活躍する獣医が育ってくれることを期待しているとも述べているが、こちらの方は、入学の時点でさえ希望者は非常に少ない。


学生たちをかわいそうにしているのは、行政を私物化して歪め、疑義を持たれているのに無理やり押し通して、既成事実さへつくればと開学した加計学園と安倍政権であり、追求するマスコミでも野党でも市民団体でもない。


開学前から懸念されている、十分な数の教授陣、研究施設を揃えられていないのに、他大学では類を見ない多数の学生の入学を、最高額の授業料で受け入れ+ただの土地。建築助成金+水増し見積もり+開学ごは私学助成金も受け取り濡れ手で粟の加計孝太郎氏とお友達の優遇金儲けに行政を歪めた安倍晋三だ。


それから、学生たちも、18歳を超えもう子供ではない。この大学がどういう大学か、わかって受験し入学したのだ。この問題が彼らにどう波及するかわからないが、”かわいそう”で全てを無かったことにはできないのだ。そして4年間高額の学費を払い続け、獣医師の国家試験合格、希望の獣医師として開業・成功がどれだけ実現するのかも?こうしたことを図る統計を無視して岩盤をぶち壊しただけで、後は知らない安倍政権は、責任をとってはくれない。


とにかく合格できればこの世の春、ではないのは自明の理。
大人としては、学生たちが、より良い環境で質の高い教育を受け、卒業後、ただ借金を背負って破産してゆくことのないように、社会を整備してゆくことの方が、岩盤をただぶち壊してゆくより必要なことではなかろうか?


愛媛県に獣医師が不足しているのなら、学校誘致、建設補助費用を、産業獣医師の待遇改善に少し回すようにすれば、効果は上がるのではないか?


学生という人質を取り、表面的同情心を煽る、その裏でほくそ笑んでいる本当に悪い奴を見逃してしまうことをしてはならないと思う。

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