密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

March of Our Lives 最も声高な沈黙が口汚き極右議員を打ち破る。日本も民主主義満開

30日国会前デモの熱気が、海を越えて伝わってくるようだ。リテラの記事が取り上げった、コメディアンの星田英利さんのツイート。〈よし、満開の民主主義を見てこよう〉〈“サクラ”ではなく、自分個人の心で集まった、想像を遥かに超える数の憤った一般市民が咲き誇ってました。民主主義は決して散らない。〉さすが言葉が仕事の人だ。


だいぶ前に書いた記事で、アップが遅くなってしまったのですが、日本の市民の動きも、勇気付けられると思うので、読んでみてください。


3月24日のMarch of Our Livesにて。
なくなった先生と学友の名前読み上げた後、高校生エマ・ゴンザレスさんは、壇上で6分20秒の沈黙した。犯人が銃撃を続ける間、教室に隠れて身を潜めていた時の感情を、エマは沈黙で表現した。ある専門家はこの演説を、「米社会運動史上、最も声高な沈黙」と評した。

エマの行為はSNSなどを介し多くの賛同者を得たが、彼女がカミングアウトしているバイセクシャルであることを知った、メーン州の州議会議員選挙に出馬していた共和党レスリー・ギブソンは、エマについて「このスキンヘッドのレズビアンには何の感銘も受けない」とツイート。共和党、民主党双方から非難され、ギブソン氏は出馬を撤回した。


この物言いからマッチョ田舎者男性議員かな?と予測(レスリーは女性も、男性も用いる名前)案の定、男性だった。日本でもこの手のネトウヨ的**チルドレン議員が某政党にうようよいる。しかしより救いがないのが、こうした人間を崇めて、尻馬に乗って匿名で攻撃する人間が、日本には圧倒的に多いという現実だ。エマのように注目されれば、日本なら、もっと酷い差別や妬み発言がネットで蔓延するだろう。


どんな非道い差別発言をしても、被害者や弱者を貶める発言をしても、立候補を取り下げるような政治家はいないし、大臣とか、要職とかについていても辞任もしない。


若い人、無名の人が声をあげ、自分なりのやり方で気持ちを伝える、そしてそれに感銘する人が共感する人が、素直に賞賛し、後押しをする、こういうところはアメリカのいいところの一つだ。だから、人々はより自由に発言し、デモに出かけて行ける。


かつてのシールズバッシングなんかは日本社会の醜く悲しい息苦しさ。個人的には、少し協調性がなかろうが意識ばかりが高かろうが、ゆとり教育を諦めずに続けていたら、日本にも競争社会、弱肉強食社会以外のより良き未来があったかもしれないと思っている。
今は、より強者が威張り、弱者を踏みにじることが、わたしが日本にいた頃より増えているように思う。


それでも、新宿のデモの映像を見ると、学生さんや、通りすがりの若いサラリーマン、女性たちが堂々と、自分の意見を演説する。その姿を見ると、希望が湧いてくる。


弱い奴は強いやつに従え、自分の幸福を求めず国のために黙って働け、国のために命を捨てるのは美しいことだ、そんなことを宣伝し蔓延させた安倍政権、そんな政権に、日本の美質の一つ、子供の頃には誇りに思った日本の平和憲法。その不戦平和の精神と、国民主権をぶち壊されないよう、もっともっと頑張らないといけないのだろう。
誰でも、自分のスタイルで、自分の声で自由に表現し、攻撃されている人、それでも怯まず行動しようとしている人を、一人にぜず元気づけ、怯えている人は支えようとする、そういう社会こそが日本には相応しいのだから。


PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。
宜しかったら、両方をクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ