密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

コメディアンの壮絶なナイフ+銃社会への抗議+ティラーソン解任+追悼ホーキング博士

日本の状況が風雲急を告げている中で、アメリカのニュースで書く予定でいたものが溜まってしまった。まとめて書きます。


アメリカの有名な女性コメディアン・キャシー・グリフィンがサロメの題材を持ってトランプに痛烈な抗議を仕掛け話題になった。

驚いたことに、司法省が彼女をテロリストと疑い捜査した?というのだ。もし本当ならアメリカの司法もトランプに毒されている。ともあれ、アメリカとはいえここまでやるのはやはり勇気がある。この国では、感情的になったり、怒ったりしたほうが負け。いかにユーモアにユーモアで返すか?でその人の知性の質がわかる。日本ではありえないパフォーマンスだ。珍しくトランプからのリアクションはない模様。


次なる、社会への抗議は、銃社会への抗議を込め、7000足の靴が議事堂前に並べられた。

ワシントン(CNN) 国際的な権利擁護団体アバーズは13日、米ワシントンにある連邦議会議事堂前の芝生一面に、7000足の靴を並べる活動を行った。靴は銃犯罪の犠牲になった子どもたちを表しており、米国の政策立案者らに対して、銃の脅威のない安全な学校生活の実現を呼びかける狙いがある。
並べられた靴は、今回の取り組みのために全米から寄付された。銃犯罪の犠牲になった子どもの遺族からのものも含まれる。
7000足という数は、毎年1300人近い子どもが銃撃による傷のために死亡しているとする米疾病対策センター(CDC)のデータに基づく。コネティカット州の小学校で銃乱射事件が起きた2012年以降の犠牲者数の総計として算出している。
息子を学校での銃乱射事件で亡くした男性は、息子の靴2足を持参してワシントンにやってきた。1足は芝生に並べ、もう1足を自ら履いた。取材に答え「息子は私と同じサイズの靴を履いていた。亡くなった後でそのことに気が付いたが、自分にとってとても意味深い発見だった」と語った。
現場には女優のベット・ミドラーさんやコメディアンのチェルシー・ハンドラーさんが贈った靴も置かれた。
この日から1カ月ほど前にはフロリダ州の高校で銃乱射事件が起き、17人が死亡した。
靴の展示に携わったボランティアの女性は、銃にまつわる暴力がメディアの関心事であり続けるよう支援したいと説明。過去の事件の後、銃犯罪に抗議する風潮が弱まっていくのを目にしてきたと述べ、「フロリダで亡くなった子どもたちはただのニュースの見出しではない。本物の人間で、今日もちゃんと生きていられたはずだった」と訴えた。


また、14日にはフロリダ州の高校で銃乱射事件の当事者である高校生たちの呼びかけで、大規模デモがワシントンDCでも要される。主催の2人の高校生が、リアルタイム・ビル・マーにゲストで呼ばれ、立派に自分たちの行動の趣旨、銃社会への抗議を訴えたた。一人は、白人、スポーツ好きな地元の警察官の息子、一人はラテン系の相当知的レベルの高い家庭の子で父親は元FBI。勇敢で聡明なこの二人の友情がずっと続くといいな、と思った。




女性、LGBT、マイノリティー、高校生、みんな強い発信力を持っている。ためらわず行動、そして率直な共感が大きなムーブメントを生む。日本の”安倍政治を許さない”デモも頑張れー!!!行動するは我にあり!!


さて、こんな抗議など歯牙にも掛けないトランプは無謀にも頼りのティラーソンを解任、ティラーソンはトランプのツイッターで解任を知ったという驚きの事実を伝えた、ゴールドスタイン国務次官もその直後解任。後任は、極右のポンペオ中央情報局(CIA)長官が指名された。北朝鮮交渉に強気のサポートが欲しいトランプ、意見の合わないティラーソンを追い出した。



しかし、強権独裁の夢は遠い。共和党の牙城ペンシルバニア州での補選で民主党が勝利!!!共和党のダメージは大きい。

補選は同選挙区選出の共和党議員が昨年、女性スキャンダルで辞任したことを受けて実施され、共和党からリック・サコーン氏、民主党からコナー・ラム氏が立候補していた。

共和党のリック・サコーン氏(左)と民主党のコナー・ラム氏が出馬した。
見るからにコンサバティブVSリベラル
当日分の開票率が100%に達し、不在者投票の集計が続く間に、民主党の選対委員会がラム氏の勝利を宣言。同氏は支持者らを前に「予想より少し時間がかかったが、我々は勝った。皆さんの勝利だ」と演説した。
一方、共和党の選対委員会はサコーン氏の勝利を「確信」していると発表し、同氏も支持者らに「まだ戦いは終わっていない」と語った。
この選挙区は白人労働者が多く、16年の大統領選でトランプ氏が大勝した地盤。サコーン氏が敗れれば、共和党にとって大きな打撃となる。


トランプの応援演説がマイナスになったという人たちもいる。この調子で中間選挙で
民主党が大勝すれば、今後の2年間かなり面白いことになる。


追記
偉大にして不屈の物理学者スティーブン・ホーキンギ博士が逝去された。21歳でALSと診断され、当時の医師からは余命2~3年と宣告されていた。特別のユーモアセンスも兼ね備えた巨人の冥福を祈る。


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