密接な関係にある他国から

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安倍首相の二枚舌?orトランプの二枚舌?”圧力で一致”or"条件のない探索的対話”?

ペンスの対話容認発言で、不安がいっぱいの安倍首相。早速”親友”トランプにお電話で泣きついた。ただし、この”親友”はまだ日本は利用価値のあるのでAbeを適当にあやしているように見える。安倍氏は100%でもトランプは10%くらいのプライオリティーなのだ。ただ情報統制国日本では、安倍首相の公言が全てと信じ込む。こういうリーダーの元孤立化してゆく、惨めで哀れである。
日本2紙、韓国・アメリカ報道を比較して見て欲しい。

トランプ大統領と1時間以上にわたって主に北朝鮮情勢について、率直な意見交換を行いました。また、現状の分析を詳細に行いました。


 今、この瞬間も北朝鮮は核・ミサイル開発を続けている。この現実を直視しなければなりません。


 対話のための対話では意味がありません。日本も米国も完全かつ検証可能、そして不可逆的な非核化を前提としない限り、意味ある対話はできないと考えています。


 そして、北朝鮮の側から対話を求めてくるよう、北朝鮮に対して最大限の圧力をかけ続けていく。こうした点でトランプ大統領と完全に一致をいたしました。


 日米同盟はまったく揺らぐことはない。そして日米で引き続き緊密に連携をして参ります。


そしてまた、経済対話についても少し話をいたしました。麻生(太郎)副総理、そしてペンス副大統領の間で、大変生産的な対話が続いています。トランプ大統領が誕生して以来、トランプ政権が誕生して以来、この1年間で日本企業の投資によって、2万5000人の雇用が生まれました。


 そして、今般のトランプ大統領による税制改革によって、さらに日本企業の投資が増えていくことが期待されます。そうしたことについて、トランプ大統領と話をしたところであります。


 基本的には北朝鮮の情勢について、しっかりと私とトランプ大統領の認識を一致させ、これからどのようにして北朝鮮の非核化を実現していくかということについて、しっかりと話をしたところであります。


 改めて申し上げますが、日米の同盟関係は決して揺るがないということをこの電話会談で確認し、そして示すことができるとこう思っております。ありがとうございました。



安倍晋三首相は14日夜、トランプ米大統領と約1時間15分にわたって電話で協議した。首相は協議後、首相公邸前で記者団に「北朝鮮に最大限の圧力をかけ続けていく点で完全に一致した。日米同盟は全く揺らぐことはない」と語った。


首相はまた「日本も米国も、完全かつ検証可能で不可逆的な非核化を前提としない限り、意味ある対話はできないと考えている」とも強調した。


 平昌(ピョンチャン)五輪を舞台にした外交戦では、文在寅(ムンジェイン)・韓国大統領が北朝鮮側から訪朝要請を受け、ペンス米副大統領も米紙の取材に「北朝鮮が望むなら我々は対話する」と語ったため、日本側は安易な対話ムードを懸念していた。


 日本政府の説明によると、電話協議では、トランプ氏とペンス氏の考えに違いはなく、非核化を前提としない対話は行わないという米国の立場に変更はないことを確認したという。


 両首脳は、麻生太郎副総理兼財務相とペンス氏による経済対話についても協議した。首相は協議後、記者団に「大変生産的な対話が続いている」と述べ、トランプ政権発足後に日本企業の投資で2万5千人の雇用が生まれたことを指摘したと明らかにした。



午後11時39分ということは、14日のお昼、午前中仕事をしない朝寝坊のトランプは起き抜けか?おかしなことにこの電話会談の12時間ほど前、トランプ・ホワイトハウスは、ヘザー・ナウアート米国務省報道官を通じ13日(現地時間)、定例記者会見で、「相手が何を話したがっているのか、議題を設定するため、そのような議論をどう進めるかについて予め“敷居の低い対話”(chat)をすることもできる」と述べた。報道官からの発表は、ホワイトハウスの正式発表である。
日本メディアと違い、海外情報をきちんと正しく報道しているハンギョレ。

これまで対北朝鮮政策めぐる不協和音が続いたドナルド・トランプ政権が、異例的にも「条件のない探索的対話」の可能性を残す方向で意見をまとめている。マイク・ペンス副大統領が最近ワシントン・ポスト紙とのインタビューで、「北朝鮮と対話する用意ができている」という趣旨の発言を行ってから、対北朝鮮基調の転換が明確になっている。
 
ヘザー・ナウアート米国務省報道官は13日(現地時間)、定例記者会見で、「相手が何を話したがっているのか、議題を設定するため、そのような議論をどう進めるかについて予め“敷居の低い対話”(chat)をすることもできる」と述べた。ペンス副大統領に続き、「条件のない探索的対話」の可能性について公開的に言及したものだ。ナウアート報道官は「対話の議題は非核化になるだろう」と付け加えたが、探索的対話を通じて事実上すべての議題を論議できるという意向を示したものと見られる。
 
ナウアート報道官はまた、ワシントン・ポスト紙とのインタビューにおけるペンス副大統領の発言を繰り返すことで、対北朝鮮政策基調を説明した。最大の対北朝鮮圧迫攻勢を維持しつつも、北朝鮮に対する対話の可能性も残しておく「最大の圧迫と関与の同時並行」を進めるということだ。
 
ホワイトハウス国家安保会議の関係者も同日、メディア論評で「朝鮮半島の完全かつ検証可能な非核化は妥協できるものではないという我々の立場を強調するためにも、喜んで北朝鮮に関与する意向がある」と明らかにした。これは、非核化に向けた北朝鮮の意思表明や意味のある非核化措置を朝米対話の前提条件として掲げたこれまでの方針とは異なり、初期対話のハードルを大幅に下げたものと言える。
 
ワシントンのある外交消息筋は「戦略的目標は維持するが、戦術的焦点を対話の方向に次第に移している」と、最近のトランプ政権内部の雰囲気を分析した。


ニューヨークタイムズ紙も「米国の(対北朝鮮)アプローチに微妙ながらも、潜在的に重要な変化になるだろう」と評価した。
 
ただし、ナウアート報道官は「いつか我々が(北朝鮮と)膝をつき合わせて対話することもあるだろう。それは、(北朝鮮が)非核化の地点に到達する意志があるのかをめぐる議論であるべきだ」としたうえで、「まだその地点に到達していない」と述べた。ウォールストリートジャーナルも、北朝鮮が公式であれ非公式であれ、米国との対話に臨む用意ができているといういかなる兆候もないと報じた。このため、朝米間の高官級対話や北朝鮮の核・ミサイル試験中止宣言まで時間がかかった場合、ようやく回復した米国内の交渉派の立場が再び狭くなり、強硬基調に変わる可能性があると指摘されている。
ワシントン/イ・ヨンイン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)


安倍首相の『日本も米国も完全かつ検証可能、そして不可逆的な非核化を前提としない限り、意味ある対話はできない』
ナウアート報道官『いつか我々が(北朝鮮と)膝をつき合わせて対話することもあるだろう。それは、(北朝鮮が)非核化の地点に到達する意志があるのかをめぐる議論であるべきだ』とかなり温度差がある。


ペンスのオンレコ発言で不安になった安倍首相が電話会談でトランプにキャンキャン泣きついたのだろう。まあ、日本は適当にほっとけば、武器はどんどん買ってくれるし、言いなりにサービスを引き出せるので、適当にあしらっているのだろうと思う。


さて、こちらが上記の13日のNYTimsの記事
タイトルは、『アメリカは北朝鮮との対話に扉を開く。韓国大統領の勝利』である。


トランプはあらゆる選択肢がテーブルの上にあると、常々言っている。状況に応じて態度を変えると公言している。そんなトランプとの電話会談で、意固地な自分の言って欲しいことを言ってくれたと懇願、国内の自分の立場をキープしたい安倍首相と、強気なことを言いたいトランプのダブルスタンダードで成り立っていると思う。しかし米韓北の状況は文大統領の手腕で、まずは、交渉ではなく、それ以前の対話という路線まで動いており、日本はその状況から置いてきぼりだ。早晩、お呼びじゃない、という立場になってゆく。


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