密接な関係にある他国から

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NYCで爆弾テロ未遂+アラバマで民主党候補が勝利は大事件

NYの中心部のポートオーソリティー・バスターミナルで手製爆弾で自爆テロを試みた事件が11日に起こった。5人が負傷、犯人も火傷を負ったというので、粗末な弱い爆弾だったことは幸運だった。犯人はISISかぶれの永住権を保有するバングラデシュ出身の男性ということだ。


ポートオーソリティーは空港バス、路線バスのみならず、アメリカ各州から長距離バスが発着する巨大バスターミナル。慣れないと道に迷うくらい、広くて複雑。

ミュージカルのメッカ、ブロードウェー・タイムズスクエアーも近い。タイムズスクエアーは、数年前、自動車に爆弾を仕掛けて停車していたが不発、NYPDが取り押さえたという、怖い話もあった。
結局、余計な憎しみを煽ればその分危険も呼び込む。火中の栗に素手で手を突っ込んだ、類人猿大統領。国のトップのいい加減な発言で、人が死ぬのは、(犯人は、FBでトランプへの反発のメッセージを出していたし、エルサレムではデモで実際に死者が出ている)本当に理不尽だ。


だが、トランプ・共和党支持の国民も、トランプな傾向にほとほと嫌気がさしているのが、アラバマの補選で共和党候補が敗れてという歴史的大事件(アメリカではそういう感じなのだ)で見て取れる。


もちろん、この、トンデモ元保安官の30代の頃のセクハラが敗北の原因であると言われている。しかし、超保守の人々は、女性の権利など、何ら問題にしていない。大事なのはイエスと聖書、自分たちの宗教解釈のみ正しいと信じ、他人に強制したい人々なので、セクハラなんて、不届きな女のたわごと、くらいにしか捉えない。現にトランプはセクハラ大王、それでも彼を崇めているのが、こうした保守系の女性たち。だからこの補選も、民主党が勝つことは不可能に近いと、夫Dさんは言っていた。 ところがどうだ!!! 民主党の勝利確実!!
当確のジョーンズ氏は検察官出身で、1963年に同州バーミングハムの黒人教会で爆弾が爆発し4人の少女が命を落とした事件で、爆弾を仕掛けた白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン」(KKK)のメンバー2人の有罪判決を勝ち取ることに貢献した。
ジョーンズ氏は勝利演説で、「選挙の一貫したテーマは尊厳と尊重だった」と語った。
この選挙運動は法の支配がテーマだった。当たり前の礼儀と良識、この州のどの地域に住んでいようと全員の人生が公平に扱われるようにすることがテーマだった
まさに、今、人々が必要としていることである。

CNN) 米南部アラバマ州の上院議員補欠選挙は12日に投開票が行われ、CNNの集計によると民主党のダグ・ジョーンズ候補が共和党のロイ・ムーア候補を抑えて当選を確実にした。ジョーンズ氏の支持者らは午後9時半ごろ、当選確実の知らせを受けて大きな歓声を上げた。同氏は「ありがとう、アラバマ」とツイートした。
ジョーンズ氏はこの後、支持者らの前で勝利を宣言し、「この選挙戦は尊厳と敬意がテーマだった」と述べた。


保守強硬派で知られる同州元最高裁判事のムーア氏は、かつて少女らにわいせつ行為を繰り返したとの疑惑が浮上して波紋を呼んだ。しかしトランプ大統領は今月初め、ムーア氏への支持を正式に表明していた。
ムーア氏は午後11時半ごろに登壇したものの敗北を認めず、再集計を求める構えを示唆した。両候補の票差が1%に満たない場合は自動的に再集計となるが、その可能性は低いとみられる。


アラバマは共和党の地盤として知られ、民主党が上院の議席を獲得するのは25年ぶり。民主党は同州での接戦を制することで、来年の中間選挙に向けて大きな弾みをつけることになる。


共和党は震え上がっているだろう。トンデモトランプの暴挙は共和党の支持層をも蝕んでいる。みんな我慢の限界だ。アメリカしか頭にない一部の人たちの選んだ大統領が何をしたか?アメリカの歴史に残る無残な行政とも呼べない政権運営とめちゃくちゃな外交、モラル破壊と分断を生んでいる。


トランプ自身も、少なくとも15人の女性が、セクハラから性的暴行、女性の近くでのみだらな振る舞いまで様々告発を受けている。これに対して全く知らない人だとまたしても嘘を垂れ流し、即座に写真映像などでファクトチェクされてしまうという、いつもの体たらく。


トランプのツイートは、
「膨大な時間と費用をつぎ込んだにもかかわらず、民主党は(政権と)ロシアとの共謀を明示することができていない。だから今度は女性たちによる虚偽の告発と作り話に乗り換えたわけだ。私はあの女性たちを知らないし、会ったこともないというのに。まさにフェイクニュースだ!」
ロシアゲートも、確実にしっかり前進している。フリン氏が司法取引に応じたとこはトランプ陣営にとって、大変恐ろしい事態だ。強がっても不安あのでついツイートしてしまうのだろう。このアラバマ補選で、トランプに見切りをつける共和党議員が増えることは間違えない。中間選挙で、共和党の多数議席を切り崩し、議会に取る大統領罷免ができるくらい民主党には頑張って欲しい。


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