密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

接待の耐えられない軽さ トランプ万歳特攻国

とても、真剣な危機を抱えた国のトップがやる外交ではない。
ゴルフ、芸能人を伴うパーティー、夫人外交も、視察は真珠(の原産地ではなく、銀座のミキモト。だいたいミキモト真珠ならトランプタワーの真向かいにある。)でしかもそれをプレゼント。つまり接待漬け作戦に徹した結果、トランプは、”いつもの”口だけ強気発言をして、日本に高額武器を買わせることに成功した。
トランプ大統領はアメリカの防衛産業にも触れ、「アメリカは世界で最も優れた兵器を製造している。安倍総理大臣は多くの兵器を注文している」と述べた。(6日午前、ハガティ駐日大使の公邸でのスピーチより〜NHK)


印象だけで、Factを伴わない、”いつもの”嘘つきぶりで外交不平等を責めた。
「日本は何百万台もの自動車をアメリカに売っているのに、アメリカから日本へは事実上、1台も輸出されていない」「アメリカは、長年、日本に対する巨額な貿易赤字に苦しめられてきた。日本との貿易は、公正ではなく、開かれていない。両国にとって、より公正でよりよい貿易協定を速やかに友好的な方法で実現できると信じている」
アメリカ有利の直接協定推進に言及
「われわれは、TPP=環太平洋パートナーシップ協定などよりも大きな貿易をする。現状の貿易よりも、もっと規模が大きく、仕組みが複雑でない貿易をするのだ」
TPPはオバマ全大統領が推進、日本では問題点ばかり(というか条約が多岐にわたり、誰も全体像を把握できないことからの、パニック)あげられたが、この発展途上国を巻き込んでの協定には、自然・環境破壊を防ぐ条約、子供や女性の、強制的奴隷労働の禁止、それによって作られた製品の販売禁止条約などが盛り込まれていた。とにかくオバマ政策潰しに全力を注ぐ(が成功していない)トランプは当然、TPPなどのまどろっこしい、実利益にならない国との協定など無駄。美味しいところを狙い撃ちで利益を吸い上げるという考えだ。 最も美味しい国、議論をせず、接待で状況改善を図れると信じている、坊ちゃん嬢ちゃんの首相夫妻の国を狙い撃つ。


これに対して、しっかり者の大番頭は一線を引く。
菅官房長官は午前の記者会見で、アメリカのトランプ大統領が「日本との貿易は、公平ではなくオープンでもない」などと批判したことについて、「アメリカの大統領の1つ1つ発言に対してコメントは控えたい。従来からアメリカ側に対し、アメリカの貿易赤字全体に占める対日貿易赤字の比率は9.3%に過ぎない一方で、直接雇用は製造業中心に全米で86万人であることを説明してきている。いずれにせよ、日米経済関係については、引き続き日米の経済対話の中で進めていきたい」と述べました。
こういう時に、鉄面皮菅官房長官は頼もしく見える。


安倍首相は結局、北朝鮮をやっつけるお墨付き、強いリーダーとトランプの親友という印象付けを国民に行うことのために、多くの血税を使い、このサイコなトンデモ大統領にサービスの限りを尽くしただけだ。
国内では一つも実政策を成し遂げることができず、国民の大半に嫌われ、日本を除く世界に嫌われ、寂しくなると、トランプな人たちを集めて集会を開くトランプ、ちやほやされ注目されるのが大好きなトランプ。自分の発言のファクトチェックが大嫌いなトランプ、日本は、彼にとって天国のようなところだろう。日本はアメリカではほんの一部である、しかも単に感情的に盲信している反知性主義(という言葉も知らないほど反知性主義)のトランプな人たちが支配できる国だ。そしてこの訪日の短い間で、日本の血税がどれだけ使われ、また今後どれだけアメリカに流れるのか?政府は是非公表してほしい。


そして結局日本が得たものは、俺が見ているから、北朝鮮と戦えと背中を押され、北朝鮮と真っ向から対立、実際は外側に立っていられた状況を、火中に飛び込む悲しい蛾の如く自分を燃やすであろう状況にまた、大きな一歩で近づいただけだ。
トランプの考え方はこの発言に尽きる。
「戦争が起きるなら向こうでやる。大勢が死ぬが、米国ではなく向こう側で死ぬ」


賢明な大統領のもと、慎重で現実的な韓国を見限り、トランプはアメリカが安全圏に居ながら、正当な口実でうるさい北朝鮮を破壊し、多くの武器戦争産業で儲けるオイシイ可能性を、安倍日本に見出しただろう。日本はトランプ万歳と叫んで玉砕する特攻に選ばれた。


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