密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

北朝鮮にまで見透かされる安倍の驚異煽りの目的

水爆実験成功を吹聴する、ならず者国家と喩やされる北朝鮮が、まともに見えるこのニュース。
北朝鮮、日本の「ミサイル迎撃」を非難 TBS NEWS


北朝鮮は日本がアメリカの地上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を導入する方針を示していることを非難し、日本に対し「緊張を軽々しく煽っていると危機に陥りかねない」とけん制しました。
 

2日の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は論評の中で、日本政府がアメリカの地上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を導入する方針を示していることに触れ、「我々の戦略武器に対して”脅威”を騒ぎ立てるのは完全な言いがかり」だと非難しました。
 

その上で、弾道ミサイルについては、「核の脅威と恫喝の度数を上げているアメリカを狙ったもの」だとし、「アメリカの敵視政策に積極的に同調しない限り、日本は我々の戦略武器に恐れることはない」と主張しました。
 

そして、アメリカの戦略爆撃機と航空自衛隊が先月行った共同訓練などに触れ、「緊張を軽々しく煽っていると危機に陥りかねない」、「日本列島は朝鮮半島と遠く離れていない」と強調し、日本をけん制しました。
 
また、論評では、安倍政権について、「憲法改正を押し切ろうとして国内外で非難に直面している」とし、その局面を打開するため、「我々の”脅威”を過大に宣伝して、退避訓練を繰り広げて地下に隠れなさい、背中を海老のように曲げなさいと多忙な国民をいじめまくっている」などと主張しています。


最後の一文は、笑いさへ誘う。わざわざ、税金を使って迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を購入、商売人拝金主義のトランプにわかりやすい忠誠を示すご機嫌取りで、北朝鮮の敵意を煽り国民をいたずらに戦争気分へ導く。
日本と違って、アメリカは兵士の命を失わせることを良しとしない。一兵卒でも助ける。兵士に自己犠牲を要求しないし、そんなことを要求する軍なら兵士との信頼関係が崩壊する。だから、トンデモトランプが自分の負けん気で勝手にツイートするのを彼の周囲でも苦々しく感じている。実務に当たる、ティラーソン国務長官やマティス国防長官は、まともである。少し古い記事だが、


ジェームス・マティス;海兵隊大将としてアメリカ統合戦力軍司令官、NATO変革連合軍最高司令官、アメリカ中央軍司令官を歴任した。日本の極右お嬢ちゃんとは格が違う。こういう点でも安倍政権は、軍事について素人で本当の危機感なし。自分たち宣伝と金儲け推進くらいにしか考えていない戦争したい平和ボケ。


2017年2月9日(木)10時20分
ロバート・E・ケリー(ニューズウィークコラムニスト)

<マティス米国防長官のアジア歴訪はトランプ外交に対してクギを刺したい米外交界主流派の意向の表れだ>


今月、マティス米国防長官が日本と韓国を訪問した。前大統領と異なる政党の新大統領が就任すれば、早々に高官が同盟国を訪ねるのは珍しいことではない。新政権としても、同盟国の高官と早く会っておきたい。


これが普通の政権交代なら、マティスの日韓歴訪は地味なニュースとして扱われたかもしれない。普天間問題などはあるにせよ、オバマ前政権下でアジアの同盟国との関係はおおむね良好な状態にあったからだ。


しかし、今回の新政権発足は普通の政権交代ではない。トランプ大統領は就任わずか半月ほどの間に、イギリス、メキシコ、オーストラリアといった緊密なパートナーとの関係をとげとげしいものにしてしまった。こうした文化的に近い国々に怒りをぶつけているトランプが、日本と韓国のように文化の違いが大きい同盟国との摩擦や意見対立にどう対応するかは大きな不安材料だ。


日本と韓国がマティスに最も尋ねたかった問いは、中国や北朝鮮についてではなく、新大統領自身についてだったに違いない。トランプは本気であんな発言を繰り返しているのか? 同盟関係に基づく防衛をこれまでどおり当てにしていいのか?


マティスはこの点をよく理解していたようだ。訪問時に、日本と韓国を安心させる力強い言葉を述べている。


【参考記事】マティス米国防相がまともでもトランプにはまだ要注意


米中戦争に備えた動き?
これまでの同盟関係から言えば当たり前の内容だが、マティスの一連の発言にはもう1つの目的もあったのかもしれない。それは、トランプの手足を縛ることだ。マティスのように尊敬されている高官が公の場で発言した後、トランプがツイッターや電話で日韓にかみつくようなことがあれば、アメリカの信頼が大きく傷つきかねない。


マティスの発言は日韓との固い絆を維持し、トランプが口を挟んできても譲らないという意思表示にも思える。東京では、日本と「100%肩を並べて、歩みを共にする」と表明。韓国でも、もし北朝鮮が核兵器を用いれば「効力のある圧倒的な」報復で応じると明言している。


トランプが就任後ほかの同盟国を厳しく批判しているなかで、新国防長官が日韓との連携を大切にする姿勢を示している背景には、ほかの要因もあるのかもしれない。それは対中関係だ。


トランプの側近たちは、歴代政権ではなかったくらい中国に関して攻撃的な発言をしている。バノン首席戦略官・上級顧問も昨年3月、「5~10年以内に南シナ海で」米中戦争が起きることは「間違いない」と述べていた。そればかりか、トランプは昨年12月に台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統と電話会談するなど、中国政府の神経を逆なでする行動を取っている。


もし、トランプとバノンが中国との対決を本気で想定、あるいは意図しているなら、日韓の力が不可欠だ。だから、ほかの同盟国のようには両国にかみつくことはしないかもしれない。


トランプ新政権の外交戦略は、過去何十年ものアメリカの基本戦略に反する。アメリカ外交界の主流派の多くは、同盟国を罵り、ロシアと接近し、わざわざ中国を挑発することには反対している。


それに、トランプはアメリカ独特の選挙制度のおかげで当選できたにすぎず、大統領選の得票数自体は対立候補のヒラリー・クリントンのほうが多かった。有権者の過半数がトランプの外交革命を支持しているとは言い切れない。


こうした点を考えると、トランプの外交路線は官僚機構の激しい抵抗に遭うだろう。中国にけんかを売ったり、NATO無用論を唱えたりすることには、軍が反対する可能性が高い。


マティスの日韓での言動には、アジア情勢の安定を望む米外交界主流派の考え方がはっきり見て取れる。同盟国にとっては、安心感を持てる人物だろう。


問題は、マティスがどのくらいトランプの考えを代弁していて、どのくらい影響を及ぼせるのかということだ。
マティス氏に関しては、水責め拷問を復活させると息巻くトランプに、「たばこ1箱とビールで、自分ならうまくやれる」と言ったそうだ。優秀なアメリカ軍人は無駄な暴力を嫌う。無駄な殺し合いも避ける。 


喧嘩でも慣れていないやつほどやりすぎて相手を殺したり、自分が命を失つたりする。
もちろんとことん喧嘩慣れなどしていないだろう日本国最高司令官は、何が何でも仲間に入れて〜と前のめり。自己犠牲の特攻を英霊と賛美して、自国兵士の華々しい戦士を夢想し、血の同盟だ、などとのたまう。


底の浅い安倍政権のやり口は、北朝鮮でさえ見抜いている。東アジアの大バカ者は、北朝鮮でなく日本。アメリカの陰に隠れてキゥンキャン吠える安倍。すきあらばアメリカを誘導し強行軍事姿勢を強めようと画策する安倍。

労働新聞の記者にもなかなか慧眼の人物がいるようだ。これだけシャープなことが書けるのなら、自国の独裁者にも、腹の中で酷評しているに違いない(北朝鮮では逆らう、批判するそぶりを見せれば、即家族もろとも収容所送り。よく生きていることができると思う過酷で尊厳を奪い去られる人間以下の生活、無意味な拷問を、その後の3世代が受けることになるので、表立っての批判はできないだろう)
これは、日本への戦略的中傷・フェイクニュースとは思えず、実際、筋が通っており、確かに本質を突いている。 日本の反応こそ、自分たちの脅威を十分に実感んでき右往左往する日本国民のその滑稽さを憐れと称しているのか? いや、そうではない。北朝鮮もアメリカを煽りまくる安倍存在が面倒なのだ。アメリカにも、中国にも、北朝鮮にも、多分落とし所のシナリオがあるのだろう。どの国もお嬢ちゃんを軍事のトップにつけるようなことをしないほど、戦争について真剣に研鑽を積んでいる。しかし安倍は目先のことだけ考え、自分がどう見えるかだけを考え、落とし所のない狂気に国民を誘導している。


北朝鮮側は、はっきりとアメリカに追従せず、中立を保てば、攻撃はしないと明言している。アメリカは日本を守ってくれているのだから、ご恩返し、共に戦い血を流す、など馬鹿げたことを言う、軍事素人の最高司令官が、実はこの東アジアの危機の迷惑の種。


この北朝鮮の報道は、大騒ぎで演劇的に危機を煽り立てる安倍首相より、よほど日本国民を安心させるものである(その配慮を自国民にも持ってほしいが)とにかく、日本の国民はもう一度頭を冷やし、国民一人一人が東アジアのリスク回避に重大な部分を担っている自覚を持って、安倍首相及びその一派の暴走を止めることこそ、日本国民の責務だと自覚しよう。対米従属で熱り立つ安倍首相を、支持率下げることで、確実に止められるのだから。戦争反対は不支持率で!!!



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