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Jアラート鳴り響き気分は開戦? 安倍司令官 我が国にミサイル発射!?!?と公言

29日早朝北海道・本州北部地域Jアラートが鳴り響いたと聞いてびっくり。
新幹線・在来線含め、NHKや民放各局も速報で、「ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射された模様です。頑丈な建物や地下に避難して下さい」とアナウンス!? いきなりこういう状況を作られればかなり恐い、下手すればパニックが起こる。
青森県八戸市では携帯のJアラートに気を取られトラック同士が出合い頭に衝突する事故も起きた。

北朝鮮のミサイルによる国内初の犠牲者、、、。
しかし実情は、国民が頑丈な建物はどこかと考えながら、頭を抱えてうずくまる頃には、ミサイルは公海域に着水。





【日本ニュース】北朝鮮ミサイル 安倍首相「万全を期す」(2017/08/29)
この安倍首相の深刻な様相と開口一番『北朝鮮が我が国に向けてミサイルを発射した』
本当なら、日朝開戦ですよ、、、。 こういう時こそ、首相たるもの、いたずらに危機を煽らず、冷静に状況を分析し、人々に落ち着きを与えなくてはならないのに、さすが、加計隠しの勝負どころ、演技に気合が入りすぎで前のめりの大失言。
だいたい、「これまでにない脅威」「日本にとって非常に深刻な事態」と、まくし立てるが、今回のミサイルがこれまでの数多のパフォーマンスとそれほど違うということはない。違うとすれば、政府が首相主導で大騒ぎし、肝いりのJアラートを鳴り響かせ、必要もないのに交通機関を止め、メディアが総出で大騒ぎしたことだけだ。


ミサイル発射に対しては、トンデモトランプでさへ、非難声明は出しても、すでに述べていること以上のことは言わず、慎重に言葉を選んでいる(トランプにしてはw)。
CNN) 北朝鮮が北海道上空を通過するミサイルを発射したことに対し、米国のトランプ大統領は29日、非難声明を出し、「全ての選択肢がテーブルの上にある」と改めて警告した。
トランプ氏は声明で「世界は北朝鮮からはっきりとした最新のメッセージを受け取った。近隣諸国と国連の全加盟国を侮辱し、最低限の国際行動規範にも従わないという合図だ」と述べた。
さらに「安定を揺るがす威嚇的な行動は、地域や世界全体における北朝鮮体制の孤立を深めるばかりだ」と語り、従来の発言に比べると慎重な口調で北朝鮮を非難した。


怒りをあらわにし、制裁強化だの、打ち落とすこともできないミサイルを打ち落とすのなんのと、日本が騒げば騒ぐほど、北朝鮮対話路線の邪魔になる。


日本を狙っての発射ではないのに、”北朝鮮が我が国にミサイルを発射”などと発言し、大騒ぎ、首相自ら大げさで不正確な情報をメディア会見の開口一番に伝え、いたずらに国民を煽り立てた責任は重い。私物化、公私混同、密室政治、国会軽視の逆ギレ・傲慢・ごまかし答弁、に加え危機管理においても、安倍晋三氏は見事に首相に不適格な人物である。


さすがはリテラ、この安倍首相肝いりのパフォーマンスを見事に分析。
長いですが全文転載します。

本日8月29日早朝の北朝鮮による弾道ミサイル発射は、日本の国民にかつてない恐怖感を与えた。何しろ、早朝から、全国瞬時警報システム「Jアラート」と緊急情報ネットワークシステム「エムネット」が発動したのだ。
 
北海道や東北、北陸、北関東地方の広範囲で警報が鳴り、新幹線や在来線なども運転を停止。Jアラートを受けたNHKや民放各局も「国民の保護に関する情報」の速報を打った。黒塗りの画面の白抜き文字とともに、「ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射された模様です。頑丈な建物や地下に避難して下さい」なる無機質なアナウンスを聞いて、一瞬、パニックに近い状態なった人も少なくなかったはずだ。
 
官邸の姿勢も緊迫感に拍車をかけた。安倍首相は官邸に到着したときの会見で「我が国に北朝鮮がミサイルを発射し」などと発言。そのあとの会見でも「わが国を飛び越えるミサイル発射という暴挙はこれまでにない深刻かつ重大な脅威」と記者団に語った。
 
こうした官邸の姿勢にひきずられるように、テレビ局も朝から報道特番体制をしいて、この問題を大々的に報道。「これまでにない脅威」「日本にとって非常に深刻な事態」と首相そっくりのコメントを垂れ流した。
 
もちろん、北朝鮮が事前通告もなく日本の上空にミサイル発射したことは、国際法違反のみならず、国際社会で大きくなっていた対話の動きをひっくり返すものであり、徹底的に批判する必要がある。
 
しかし、同時にこの日本の騒ぎ方、危機の煽り方にも違和感をおぼえざるをえない。象徴的なのが、首相のコメントだ。上空を通過したミサイルを「我が国に発射」というのは明らかに言い過ぎだし、「かつてない脅威」というのも事実ではない。そもそも北朝鮮は日本全域を射程にしたミサイルを10年以上前から開発しており、今回のことで脅威が高まったわけではない。日本上空を越えてミサイルが発射されたのも過去に2回あり、1998年には今回と同様、事前予告がなかった。安倍首相の様子は明らかに芝居がかかった表現で危機を煽ろうという意図がみえみえだった。



全く役に立たないJアラートをなぜ発動したのか


 さらにもうひとつ、違和感を覚えたのはJアラートだ。ホリエモンはじめ、早朝から警報音で起こされたことに不満の声をあげている国民も多いが、必要な情報なら叩き起こされてもやむを得ないだろう。しかし、本当にこんなものが必要だったのか。
 
何しろ、ミサイル発射時間は午前5時58分頃なのに、Jアラートによるアナウンスがあったのは6時2分。6時5〜7分頃には、ミサイルが北海道上空を通過していたのだ。わずか4分で、どうやって「頑丈な建物や地下に避難」しろというのか。
 
安倍首相は会見で「発射直後から北朝鮮ミサイルの動きは完全に把握していた。国民の生命と安全を守る万全な態勢を取っている」と胸をはっていたが、実際はなんの役にもたたなかったのだ。それどころか、時間が通勤ラッシュと重なっていたら、パニックを引き起こしていた可能性もある。
 
100億円以上の予算がつぎ込まれてきたJアラートだが、もともと導入時からミサイルからの避難などには全く役に立たないと言われていた。まさにそのことを証明してしまったわけだが、にもかかわらず、政府が今回Jアラートを強硬に発動したのはなぜか。
 
そもそも、これまで北朝鮮ミサイル関連でJアラートを発動したのは、北朝鮮が事前にミサイル発射を通告していた2012年12月12日と2016年2月7日の2回だけ。今年の5月14日に中距離弾道ミサイルが発射され、日本海に落下したときにも、Jアラートは発動されなかった。
 
5月の発射の際、菅義偉官房長官は「日本に飛来しないと判断し、Jアラートは使わなかった」などと述べていたが、しかし、ならば今回も同じだったはずだ。実際、小野寺五典防衛相はきょうの会見で、イージス艦や地対空誘導弾PAC3などで破壊措置を実施しなかったことについて、「わが国に向けて飛来する恐れがないと判断したからだ」とはっきり説明していた。
 
5月も今回も同じように「飛来する恐れはない」という認識を持ち、破壊措置を行わなかったのに、今回だけ、全く役に立たないのを承知で、Jアラートを発動したのだ。いったいなぜか。


<Jアラート発動は政権浮揚のためのパフォーマンスだった>


 考えられるのはただひとつ、安倍政権による北朝鮮危機の政治利用のためだ。安倍政権はこの間、森友学園疑惑、加計学園義に対する国民からの反発をかわすために、北朝鮮危機を必要以上に煽ってきた。今回も全く同じで、疑惑に蓋をし、支持率を回復させるために、この北朝鮮ミサイル発射を利用して、Jアラートで危機を煽ろうとしたのではないか。
 
実際、ミサイル飛来などの国民保護事態案でのJアラートは菅義偉官房長官が率いる内閣官房が判断を下すことになっているが、その内閣官房が事前に、Jアラートの発動を決定していたという情報がある。


「そもそも、Jアラートは、ミサイルへの警告で使用するのはかなり困難で、事前に察知していないと、発動するのは無理、という見方が強いんです。これまで事前通告のあった2回しか使っていないのもそのためではないか、といわれています。ところが、今回は韓国からの情報で、事前に発射を察知できた。それで、官邸はミサイルが発射されたら必ずJアラートを使うことに決めていたようです(全国紙政治部記者)
 
たしかに、韓国の朝鮮日報(日本語版)の報道によれば、今朝のミサイル発射に先立って「北朝鮮のミサイル発射の兆候をとらえた」との報告を受けた文在寅大統領は、午前2時の段階ですでに軍を待機させ、対応態勢を指示していたという。事実ならば、日本政府も同じ頃には北朝鮮ミサイル発射の情報を、かなりの確度で得ていたはずだ。
「ただ、コースまでははっきり特定できなかったので、広範囲で警告を鳴らしたんでしょう。実際、今回は、ミサイルが上空を通過した北海道からおよそ千キロも離れている長野県でも警告が鳴ったわけですからね。こんなおおざっぱな警告じゃ、なんの対策にもならないと思いますが(笑)」(前出・全国紙政治部記者)


ようするに、あの何の役にも立たない警告音は、安倍政権のパフォーマンスでしかなかったわけだ。いや、Jアラートだけではない。安倍首相自身も明らかに事前に発射を察知し、パフォーマンスを準備していたフシがある


<ミサイル発射を事前に察知してパフォーマンスを用意していた安倍>


というのも、普段から公邸をあまり使わない安倍首相が、昨日27日から今朝にかけては官邸に隣接する公邸に泊まってからだ。しかも、昨日は午前10時に官邸に行くと、正午には北村滋・内閣情報官、午後4時15分に石川正一郎・拉致問題対策本部事務局長、午後5時17分に兼原信克・国家安全保障局次長と金杉憲治・外務省アジア大洋州局長、同30分に薗浦健太郎・首相補佐官(安保重要政策担当)など、諜報、外交、安保周りの要人と面会し、午後6時台には公邸に入って、そのまま永田町で朝を迎えた。
 
誰がどうみても、本日早朝を見越したような動き方だ。そして、安倍首相は、北朝鮮からミサイルが発射されるや、すぐさま官邸に向かい、記者団に対して例の芝居がかかったセリフを口にし、国民の危機を最大限煽ったというわけだ。
 
もし、安倍首相が北朝鮮のミサイル発射を「これまでにない深刻かつ重大な脅威」ととらえ「国民の生命と安全を守る万全な態勢をとる」などというなら、事前に察知したミサイル発射情報をきちんと公開して、国民に冷静な対処を呼びかけるべきだろう。


ところが、安倍首相は実際に発射されるまで情報を隠し、それを自らのために利用した。Jアラートを使って不必要な国民の不安を煽ると同時に、自らの「迅速な対応」や「毅然とした態度」をメディアで大げさに宣伝し、政権浮揚のきっかけにしようとしたのだ。
 

改めて繰り返しておくが、北朝鮮のミサイル発射自体は危険極まりなく、世界平和を求める国際社会の一員として、冷静に批判していかねばならない。しかし一連の北朝鮮危機と生活者の不安を煽って、好戦的な世論形成と支持率上昇に利用しようとしている安倍政権の企みもまた、平和主義にとって危険きわまりない。
 
早朝から叩き起こされたことに腹を立てたホリエモンは、「クソ政府」とつぶやいて炎上しているが、それとはちがう意味で安倍政権はまさに「クソ政府」である。
(編集部)


70年前と違って、調べようと思えば、海外からの視点情報も入手できる。官邸大本営の言うことを鵜呑みにする必要はない。CNNもNYTimesも Washington Post もBBCも海外の大手メディアはそれなりのファクトチェックされた記事を載せている。日本語版もある、中国の新聞だって韓国の新聞だってネットで読める。
もはや見え見えの安倍嘘に騙され続けることはない。”日本を守れるのは安倍さんだけ”なんてことは全くない。どちらかというと国民の生命財産を危険にさらしてきている。


あの芝居がかった会見をもう一度見てみればよくわかる。演技過剰の大根役者、臭い演技はもうたくさん。脇役方々引き連れて、舞台からご退場願いたい。



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