密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

トランプ危険な暴言についにホワイトハウスが批判

暴言連発のドナルドトランプが、『海外のイスラム教徒のアメリカへの入国を禁止しなくてはならない』と声明を発した。彼の発言は、多方面から非難の声が上がっているが,8日ホワイトハウスのアーネスト報道官は、トランプ氏は大統領には”失格者”であると記者たちの前で発言した。これは,アーネスト氏としての発言ではなくホワイトハウスとしての発言となる。


民主党大統領のホワイトハウスが、共和党の大統領候補戦に、意見を述べる事は最も避けるべき事で,大変異例の出来事だ。それほど,トランプの発言は事態を混乱させ、大きな悲劇も呼びかねない危険な物だ。アメリカには、沢山の白人優位主義者や差別主義者、マッチョな国粋主義者がいるし,彼らには銃を持つ権利が野方図に与えられているからだ。


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ


にほんブログ村


CNN.http://www.cnn.com/2015/12/08/politics/donald-trump-josh-earnest-disqualified-president-muslims/index.html
CNNジャパン http://www.cnn.co.jp/usa/35074650-2.html
アーネスト報道官はまず、大統領は就任宣誓で「合衆国憲法の維持、保護、擁護」を誓うことなっていると述べ、トランプ氏には、彼の言動を持って大統領就任の資格がないことを示した。
トランプ氏の発言には、同じ共和党の数人の候補者からも非難の声が上がったが、共和党の指名を争う候補らは全員、最終的に指名を獲得した候補者を支持するとの宣誓に署名していることに言及し、「全ての候補者が,最終的な候補としてトランプ氏を支持するとの誓いを守るなら、それ自体も不適格の要件になりえる」と強く非難した。そのうえで、「問題は共和党全体がトランプ氏の道連れになり、「歴史のちりと消える」のか?ということだ。今はその可能性が高まっている。」と警告した。
また報道官は、トランプ氏を"carnival barker.−カーニバルの客引き"と瑜やした。


国務長官ジョンケリー氏も、パリでの記者会見で言及。「非差別と平等は米国の価値観だけでなく、我々の移民、入国管理政策の柱でもある。国務省は全ての宗教について、差別することなく尊重するという方針を徹底して貫き続ける」「世界各地を訪問すると、我々の友好国や敵対国が米国内の議論に注意深く耳を傾けていることがはっきり分かる。トランプ氏のような発言は建設的ではない」と述べた。
国防総省のクック報道官はトランプ氏を名指しこそしなかったものの、「ISISの筋書き通りに米国をイスラム教と敵対させることは、我が国の理念に反するばかりでなく、安全保障にも反する」と批判し、米軍では現在イスラム教徒も多数兵役に就いていると強調した。


ドナルドトランプは自己顕示欲の固まりで、常に暴言で注目を集めて喜んでいるようなところがある。以前オバマ大統領の出生地がケニアなので、大統領の資格は無い(大統領はアメリカ生まれでないとなれない)と、デマを触れ回った。結局,オバマ氏は,自分の出生証明書を公開トランプのトンデモデマが証明された(あれ?どこかの国にもデマの達人が首相をしているな)。更に今度はオバマ大統領の学力と学歴に疑問があるとして、大学の成績証明の公開を要求。これには、一種の人種差別だという反発とボイコット運動が起こり、共同購入型クーポンサイト”グルーポン”がトランプ主催のリアリティー番組「アプレンティス」のサイトから広告を引き上げる措置を取る騒ぎとなった。大体スーパー優秀なオバマ氏によくこんな事をよく言うもんだ。


こういう人を大統領候補に立てようと言う共和党、ブッシュ2とサラペーランで懲りてないのかねぇ。ただこの二人の方がまだ自分を知性的に見せようという微かなプライドはあったかな。つまり、国民のリーダーには知性が必要である,とは思っていた。トランプ氏は反知性主義というよりも、知性の意味も解らないらしい。こんな人がヒラリークリントンやバーニーサンダースに勝てるとは露ほども思っていないが、大バカ者を刺激してヘイトクライムを誘発させるのが怖い。しっかりしてよ!!共和党。


PVアクセスランキング にほんブログ村


ランキングに参加しています。宜しかったら
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村