密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

結局は蚊帳の外 北朝鮮危機煽るだけの安倍外交の本当の姿

困った時の北朝鮮だのみが、まだ効果あり?
30%台まで落ちこんだ支持率が40%第二復活しているという。
森・加計問題も、またしても新事実が出てきているが、臨時国会が9月末まで開かれない中、北朝鮮のアメリカいじりと、トンデモトランプのいつもの暴言ツイートで、戦々恐々となる日本国民を煽りまくる、正副防衛大臣。


しかし、実際は、日本政府の”いざ鎌倉”的大騒ぎは迷惑なだけの的外れ。
トンデモトランプは、差別主義擁護だの壁だので大忙し、加えてニューオリンズに甚大に被害を与えた台風”カテリーナ”を上回る”ハービー”がヒューストンで猛威を振るっている。果たして更迭ドミノのトランプ政権がこれに対応できるか?の方がアメリカ市民の大問題。


幸いなことに、北朝鮮はティラーソン国務長官が対応しているので、かえって安心なのだ。トランプの攻撃性が白人至上主義反対者に向かっているのもちょうどいい。世界とも歩調を合わせ、対話路線でことを収めるしか方法はないと、まともな国の代表者なら、そう思うのは当然なのだ。


日本上空を飛ぶミサイルを打ち落とすなど、日本が北朝鮮に宣戦布告するに等しい。
それにそんなことができるなら、アメリカがまずやるべきで、日本のしゃしゃり出る幕はない。できそうもないこと、より自国に被害を招くことを主張する時点で、日本の防衛大臣は、素人(まあ元自衛官もいるが、アメリカのプロの軍司令部とは比べ物にならない、せいぜい1小隊の隊長さん)の浅はかさを露呈している。文民統制の方が危険という皮肉な事態だ。


これは、少し前の記事だが、北をめぐる情勢がよく語られていると思う。

安倍政権だけが対話路線へのカジ切りに戦々恐々だろう。今月6日、ベルリンで北朝鮮に対話を呼びかけた韓国の文在寅大統領がいよいよ具体化に向けて動きだした。韓国国防部と大韓赤十字社は17日、南北軍事当局会談と赤十字会談をそれぞれ21日と来月1日に板門店で開くことを北朝鮮に提案した。


 軍事境界線付近での敵対行為の中止と南北離散家族の再会行事実現などが議題で、中国、EUは早速、支持を表明した。米ホワイトハウスのスパイサー報道官は会見で、韓国の提案に否定的な見解を示したが、ウラでは米国も事前に容認していた可能性が高い。実際、韓国統一部も「韓米間で十分な理解があった」として、発表前の米国への説明を明らかにした。


 韓国で取材を続けるジャーナリストの太刀川正樹氏が言う。


「韓国が米国に背いて動くことは考えにくい。文大統領のベルリン演説前の米韓首脳会談で、トランプ大統領は人道問題など特定の課題での南北対話は支持すると表明しています。日本政府は“寝耳に水”だったかもしれませんが、米国の了解の下、会談を提案したはず。トランプ大統領は対話で緊張緩和され、米国の負担が減るならそれで結構というスタンスです。韓国の世論も圧倒的に平和的解決を支持している。圧力に固執しているのは日本政府だけです」


文大統領の対北の提案について、岸田外相は「日米韓の首脳会談においても、今は圧力をかける時であるという点については、3国の首脳間で確認をした」とか言っていたが、米韓の“脱圧力”に焦っているのはアリアリだ。


「内閣支持率の低迷に頭を抱える安倍政権にとって、唯一のよりどころは北朝鮮です。ミサイル発射など北朝鮮の暴走は、国民の視線を外に向けられる。安倍政権はこれまで、米国をバックに“圧力”を強調してきたため、今後、文大統領主導の対話外交が進んでも、今さら外交交渉で貢献はできません。安倍政権は完全にカヤの外に置かれ、ぶざまな姿に支持率はますます落ちるでしょう」(太刀川正樹氏)


北朝鮮は提案を受けるかどうか慎重に検討しているという。文大統領は今回の対話を突破口にして、年内にも金正恩委員長と南北首脳会談を実現させたい意向。就任わずか2カ月での文大統領の行動力は、安倍首相にとっては北以上に脅威かも知れない。


国際社会で蚊帳の外に置かれても、国内では印象操作、都合の悪いことを突かれないように国会を開かず、支持率回復。何度同じ手口に騙されるのか? 
金正恩は、特攻礼賛の日本軍部と違い、自分の命は惜しいのだ。国民の命はなんとも思わ
ないところは同じだが、破れかぶれでみんな道連れで自爆というようなことはしたくないはず。 中国も、アメリカも北朝鮮をめぐり第三次世界大戦など起こしても、なんの旨味もない。核戦争で得をすくにはない。


旨味がある(と思っている)のは戦争ビジナス発展途上国日本だけ。未だに国民の生命軽視、国のための消耗品と思っている現政権。そして一部の人間の金儲け、勢力拡大を、国威高揚、愛国、防衛と吹聴するそれが安倍政権の姿だ。
北朝鮮より国内の腐敗・私物化政権のほうが、存立危機事態だ。

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