密接な関係にある他国から

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維新タジタジ 籠池参考人の痛快反撃答弁

森友・加計疑惑、2つの参考人招致が、同日に行われたことは、安倍政権の安倍総理隠しに加えて、、何を言い出すかわからない籠池氏の参考人招致に注目されないため、森友の再燃を防ぐため、という一石二鳥の設定だったわけだが、前川氏の参考人招致の模様は、メディアを大いに賑わし、特に、理路整然と答弁を行う前川氏に比して、菅官房長官・山本有三大臣の、こじつけ的論拠の弱さ、官僚政策答弁の猛スピード棒読み、自民党質問者青山繁晴議員の前川氏への言いがかり的印象操作が、ご自身のとんでもなさを印象操作してしまったという大恥、加えて、与党側のもうなりふりかなわぬ、参考人招致妨害、証拠文書も認めないトンデモぶりも明らかにされ、見るも無残。安倍総理をお守りできたことだけが唯一の成果?となった閉会中審査だった。


しかし、こちらに目を奪われ、大阪府議会籠池氏参考人招致を見逃しては、これを仕掛けた安倍政権とゆ党お維新に利することになる。


そしてこの参考人招致は、やはり一見に値するものだったのだ。
前川氏を正統派の剣士とするなら、籠池氏の戦いは、喧嘩殺法しかもかなりの場数を踏んだしたたかな戦い方だったのだ。



大阪府議会臨時会 籠池前理事長 参考人招致(2017.7.10)


まず冒頭の演説も、いかに森友学園塚本幼稚園が愛国教育を目指したか、その理由を安倍政権の教育改革において、言外に、安倍氏を筆頭とする右翼政治家からの、自発的賛同や支援が集まったこと、それゆえに今回の優遇も当然のように感じしまった、という事を時系列を踏まえ、納得のいく流れで語ってゆく。その根底には自分だけをトカゲの尻尾にさせないぞという怒りと執念を感じさせる。


方針はトンデモ右翼であるが、もともと頭のいい人物なのだろう。権力を傘にきて勇んで籠池吊るし上げに乗り出した維新議員の質疑をいちいち逆手にとって、政治家側の疑惑を持ち出す手腕と、冷静さを失わず、維新議員のトンデモ思い込みを冷笑して叩き潰す様は、あっぱれと言える。(しかし維新の議員って、どうして同じテイスト〜お*鹿 お*品 そしてチ*ピラ風〜なんだろう?党是かねぇ?)


自民議員の質問には協力的に答え、森友問題の持つ大阪府・国・ゼネコン+間に関わる人間たち、とりわけ渦中にありながら行方をくらませている酒井弁護士、そして最も中心の安倍夫妻への、疑惑に焦点を当ててゆくように進められていて、やはり森友問題はこのまま加計問題の影に隠れて忘れてしまってはいけない問題だという認識を新たにできる。


森友問題の大きな問題点は、安倍政権の教育改革により行われようとしている非常に偏向的な愛国教育。そして、それをなし遂げるために、多くの右派政治家たちが(日本会議というつながりを通じて)森友学園をモデル校にしようと優遇し援助た事実。その偏向の危険性と権力私物化の醜悪さが根本にあることを忘れてはならない。


この参考人招致も、本来呼ぶべき人をほとんど呼ばず、籠池氏の吊るし上げという図式で、計画されたこと(特に維新はそう目論んでいたことは明白だ)は、国会における与党の態度とも共通し国民を侮る、愚弄する思い上がりの産物で、しかも大きな計算違いだ。


誰かを踏みつけて、自分たちの安泰を図ろうとする、愚劣な権力者も歯車が狂い始めている。籠池氏はやはり彼らと同調し有利に事を運ぶべき動いたことのツケは払わなくてはならないが、だからと言って全てを被るのは不当である。


この問題は、酒井弁護士、大阪航空局・私学審議会 理財局 松井大阪知事と維新議員 そして安倍晋三・昭恵夫妻にきちんと矢面に立って、もらわなくては収まらない。



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