密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

”そもそも”自分とつながりのある人物・企業・地域を選考から外すという行政トップの倫理規定無視

内弁慶の安倍総理らしい、ニッポン放送で「印象操作だ」という印象操作。
ラジオなら、ラジオ局からの配信以外は、TVのように録画動画をアップされ不利な事後検証・拡散もされない(YouTubのアップに詳しくないので、そうかな?と思う程度ですが)からではないかと、邪推。

加計問題「まさに印象操作」 首相、ラジオ番組で批判


 安倍晋三首相は1日、ニッポン放送のラジオ番組収録で、首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画について、「理事長が友人だから、私が政策に影響を与えたんじゃないかというのは、まさに印象操作だ」と述べた。


 前川喜平・前文部科学事務次官は、内閣府が文部科学省に「総理のご意向」と伝えたとする文書は存在し、「行政がゆがめられた」と証言している。これに対し、首相は「あり得ない。次官なら大臣と一緒に私のところに(確認に)来ればいい。内閣府との議論で、なぜ(計画に)反対しなかったのか不思議でしょうがない」と批判した。


(朝日新聞デジタル 2017年06月01日 22時34分)


前川前次官の人格攻撃への反対証言がたくさん出ている。彼を知る人たちは理不尽に攻撃されるのが忍びなく、怒りを持ったからだと思う。まさに、こういうのを”人徳”というのだなぁ。 安倍一派はもう少し崩れれば自らの”悪徳”で、反旗をひるがえす人々が続々出てくるだろう。前川氏とは正反対に。


加計学園の獣医学部開設をめぐる問題で、安倍首相は1日夜、ニッポン放送の番組収録で、文科省の前川喜平・前事務次官の発言に反論した。


 安倍首相「(前川)前次官が私の意向かどうかということは確かめようと思えば確かめられるんですよね。次官であればですね、『どうなんですか』と大臣と一緒に私のところに来ればいいじゃないですか。霞が関にしろ永田町にしろ『総理の意向ではないか』という言葉はね、飛び交うんですよ。議論をして最終的に3省の大臣が認めたんですね。そこには(前川)事務次官もいるんですよ。一体じゃあなんでそこで反対しなかったのか、不思議でしょうがないですね」


 安倍首相はさらに、「岩盤規制に穴を開けるための議論をした民間議員の皆さんは、まるで私の意向で決めたかのごとく言われるのは極めて失礼だと怒っている」と述べ、不快感をあらわにした。(NNN17年6月2日)』

『首相は「私の意向かどうかは、確かめようと思えば確かめられる。次官であれば『どうなんですか』と大臣と一緒に私のところに来ればいい」と述べ、当時の対応を疑問視。前川氏が「行政がゆがめられた」と主張していることに対しては、「なんでそこで反対しなかったか、不思議でしようがない」と不満をあらわにした。(時事通信17年6月2日)』

だいたい、人の上に立つもの、権力を握るものは、その公平公正さを示すために、自分につながりのある、人物・企業・地域を最初から外すのが常識。こういう反論をすること自体が、その常識皆無で、感覚が狂っている。


NYの地元話ですが、ハドソン川流域に、20年前くらいから、アートの町を作る構想がありピークスキルという町が候補に上がり、気の早いディベロッパーが高級アトリエなども手がけ始めていた。しかし当時のパタキ知事は、その構想をDIA美術館建設予定地のビーカンに決め、駅周り整備の2億円の予算を出した。


DIA美術館建設のだいぶ前から、ピークスキルのアート開発は止まっていた。それは、パタキ知事がピークスキルの出身だったからだ。


パタキ知事が特別高潔な人物であったわけではない。政治家として、最低線の常識を踏まえていただけだ。ピークスキルには気の毒だが、仕方がない。


上院下院議員は自分の地域のために働くが、自分の個人的関係に動いては糾弾される。
トンデモ間違い大統領トランプも、安倍氏のような、王様気取りの私物化はできない。
それどころか何かやるたびに国際社会・米国市民からの猛反発、議会での追求、独立した司法の監視と、調査を受けている。


”李下に冠を整さず”これが民主的選挙で選ばれた代表の、言わずもがな最低線の良識だ。
それを守らないと、森友、加計問題のようなことになるというのは、自明の理。
ラジオなんぞでいつもの減らず口、言い訳にもならないことを逆に攻撃材料のように言って印象操作。本来ならとっくにオワコンの政治家だ。
この国は、良識・常識さへ、安倍政権下で歪められてしまった。
空気を読んで、阿吽の呼吸をする国が、その根底の不文律、良識・常識が歪められれば
あっという間に、劣化し権力に隷属する。それをうまく使ってここまでやってきた安倍晋三一派だ。


それでも誰が正直で、誰が不誠実か?前川氏の存在で、多くの人が考え始めた。詩織さんの必死の告発で、考え始めた。日本の人々の良識まだ死んでいない。



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