安倍友ジャーナリスト山口敬之準強姦罪逮捕状握りつぶし疑惑。
被害女性と呼ばれることを良しとせず、実名と顔を公表しての告発。
彼女は、これから匿名の集団によりセカンドレイプを受ける。彼女を支援する人たちはしっかりと”詩織さん”を支えてほしいと切に願う。

元ＴＢＳ記者から“性的暴行”女性被害訴え

日本では、性的暴行被害者への自己責任論がまかり通る。挑発的な服装をしていた。二人きりで同じ部屋に入った。気を許してお酒を飲んだ。男性を勘違いさせた。
こうした見方は、安倍様応援団はもとより、一般のしかも女性からも出てきそうなバッシングだ。

アメリカでは、夫婦関係でさへ、妻が望まない場合に強要した性行為はレイプと認識される

アメリカには、独身者がパートナーを求めて集うバーやパブがある。一人の食事やお酒が寂しい人たちが、そこに行って、未来のボーイフレンドや一夜のパートナーを見つける。
女性が気があった男性を部屋に入れ、しかし行為寸前で気が変わり、帰ってくれという。男性はそれに従わず、意思に反する性行為を行えば、これはレイプである。
レイプの場合、女性が（男性でも）”NO"と言ったかが重要な点となる。もちろん自分で歩けないほどの状態の人と性行為を行うのも立派なレイプだ。

日本は古来の女性の”たしなみ”意識で、女性の行動を厳しく批判する傾向が未だにこの社会にはある。つまり、男性主体の外的要素が主であり、女性（被害者）の意思は重要とみなされていない。　詩織さんも、自分の意思に反して行われた行為、を強調したのも、彼女が一定期間アメリカで暮らしていた故に、一般の日本女性よりはるかに、アメリカにおけるように、女性の人権意識、正当で公平な倫理観を基盤に持っていると感じた。そして日本も、この点はアメリカに学ばなければならない。

また、”就職目当てで自分から働きかけた”などの批判も予測されるが、アメリカ社会ではツテをたどってのプロモーションは当たり前なのだ、というよりやるのが当然。

日本男性、特に一定年齢以上の成功したオジサンは、女性が胸元の開いた服で現れただけで、”誘われている”と、とんでもない勘違いをする人が結構多い。

また、最初は無理やりでも、そういう関係を持てば、女性は大人しく従うという、前時代的妄想も手伝って、機会があれば飛びついて行動に移してしまう。強姦意識薄弱の強姦行為であるから、酔っていた、半裸でいただのと言い訳にもならないことを堂々と自己弁護のつもりで述べるのだ。

「法に触れることは一切しておりません」て、前川前事務次官のセリフをパクっているようだが前川氏の場合とは全く違うのだよ。もし１００％山口氏の言い分が本当だとしても、歩行不可能な女性に性行為を行った事実は映像・証言で確認される。彼女が正常な判断ができない状態であるにもかかわらず、結局行為に及んでしまったのだ。男の劣情優先社会でしか通用しない弁解だ。

驚いたのは、元警察官僚？氏が、有名人など社会的影響のある人物が被告の場合、もっと捜査体系の整った本町捜査一課が、捜査しなおす、と語った点だ。
有名人だから、きちんとした捜査を？！全部きちんとした捜査をするべきでしょう。
犯罪に特殊性、専門性があるならわからなでもないが、この件は違う。特殊性があるとすれば、総理大臣のお友達、という点だけだろう。

アメリカでも、権力ずくでセクハラするトンデモ野郎入る。先ごろ鬼籍に入った、FoxNewsの創始者であり社長だったロジャー・エルズは複数の部下へのセクハラで、解任された。
エイルズ氏は1996年にFOXニュースを立ち上げた人物だが、FOXニュースの女性キャスターだったグレッチェン・カールソン氏に性的関係を迫り、拒否されたら彼女を解雇したとして、2016年7月、カールソン氏からセクハラで訴えられた。エイルズ氏は7月21日、CEOを辞任した。CNN（拒否されたから、刑務所行きは免れたのだと思う）

どうも右派は大統領に象徴されるように、セクハラ権力オヤジ志向が強いらしく、これも
アメリカのしかも保守派でさへ、権力とや山口氏の比なんかではない社会的影響利力を持つ人物が、このようにツケを払わされている。

ただ、ここにも一線があり、彼らは女性と意思確認のある交渉を行っていて、それを拒否されて、力を見せるためにクビにしたので罰せられた。
酔わせて、関係を持つなどというのは、それ以下の最低の行為で、そもそもが犯罪者の発想なのだ。

アメリカのニュース専門ケーブルテレビ局「FOXニュース」の人気番組「オライリー・ファクター」の司会者ビル・オライリー氏が4月19日、番組を降板すると、親会社の21世紀FOX社が発表した。

オライリー氏については、ニューヨークタイムズが1日、番組出演者や制作スタッフなど5人の女性にセクハラで1300万ドル（約14億円）を支払っていたと報じ、スポンサー企業の多くが「オライリー・ファクター」の広告CMから撤退していた。

「ビル・オライリー氏が今後FOXニュースに登場することはないだろう」と、21世紀FOX社は19日の声明で述べた。「セクハラ問題に対して入念な調査をした結果、当社とビル・オライリー氏は、ビル・オライリー氏がFOXニュースチャンネルに復帰しないことに同意した」

オライリー氏も19日午後、プレスリリースで正式に発表し、自身の降板は「全く根拠のない主張」によって引き起こされたと語った。
オライリー氏の降板で、21世紀FOX社は苦境に立たされている。オライリー氏はFOXニュースの稼ぎ頭で、ゴールデンタイムの看板キャスターだったからだ。「オライリー・ファクター」は、特にケーブルＴＶ局や衛星放送事業者との価格交渉の切り札でもあり、3年間で1億1100万ドル（約120億円）の広告料を稼ぎ出した。

CMのスポンサー企業の多くは、ニューヨークタイムズの報道と、その2日後、「オライリー・ファクター」の出演者だったウェンディ・ウォルシュ氏がセクハラ被害を訴えた6人目の女性として告発会見をしたことから、視聴者からの圧力を感じ始めた。

日本ならさしずめ検察庁前とか、や山口氏を起用していたテレビ局前で抗議デモだろうか。日本での女性の権利人権への意識、地位は低すぎる。

とにかく、名前と顔をだして訴えている彼女に対し、匿名をいいことに、無責任にツイートで攻撃するなどという卑怯千万なことはするな。真剣に被害者感情を考えるべきだ。
自分の身に置き換えて考えてみればいい。男性の場合は、自分の恋人が、姉妹が、母親がそんな目にあったらと考えてみてほしい。詩織さんだけにでなく、慰安婦被害者にもそう想像してきてほしい。家族が嫌がった名字だって、いつ誰が暴かないとも言えない。心ない人間によって、彼女は家族からも孤立する可能性がある。すでに、”自分の内側から殺された”と感じている。何人も、この痛みを軽んじるべきではない。そして、もし、社会の半数が理解を示せば、彼女が社会の殺されることだけは避けられるのだ。

検察審査会がきちんと捜査をしてくれることを強く願う。

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