密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

また英語超訳で国連特別捜査官を個人扱い。

安倍政権のやり口は、決まっている。 不都合な質問は無視し、都合のいい答弁を繰り返し時間稼ぎ、強行採決。 北朝鮮の脅威を煽る。 そして、ありもしない海外安倍様大活躍と英語のこじつけ翻訳で正当性を持たせ国民を信じさせる。


今回の、G7サミットで懇談したアントニオ・グテーレス氏国連事務総長が『人権理事会の特別報告者は、国連とは別の個人の資格で活動しており、その主張は必ずしも国連の総意を反映するものではない』と述べたと鬼の首を取ったように本会議でもぶちあげたが、
また英語偏向訳でこじつけたんではないかなぁ、と思っていたが、その通りだった。



<記事より抜粋>
グテーレス事務総長の発言内容は、安倍政権によってかなり都合よく歪曲されたものだ。実際、28日付けでグテーレス事務総長は安倍首相との会談についてプレスリリースを発表したが、そこにはこのように綴られている。


〈シチリアで行われた会談のなかで、事務総長と安倍首相はいわゆる「慰安婦」問題について話し合った。事務総長は日本と韓国のあいだで解決されるべき問題だということに同意した。事務総長は具体的な合意内容については言明せず、原則としてこの問題の解決策の性質と内容は二国に任されるべきと話した。
 また、特別報告者による報告書に関し、特別報告者は人権委員会に直接報告する、独立した専門家であると語った。〉(編集部訳)


政府は慰安婦問題にかんする日韓合意について〈グテレス氏は合意に「賛意」と「歓迎」を表明した〉(産経新聞28日付)としていた。だが、当のグテーレス事務総長は「日韓合意の内容には言明していない」と述べているのだ。あきらかに日本政府の言い分と食い違っている。


人権理事会の特別報告者についてのくだりも同様だ。リリースでは、「特別報告者」について「experts that are independent and report directly to the Human Rights Council(人権委員会に直接報告する、独立した専門家)」となっているが、この「独立した」は日本国憲法76条が規定している「裁判官の独立」の「独立」と同じ意味で、何者にも干渉されない存在であることを説明するもの。それを「国連とは別の個人の資格」と訳するのは明らかにインチキだ。


しかも、このリリースには、安倍首相が主張したような「国連の総意ではない」などという言葉は一切、出てこない。
そもそも、リリース内ではケナタッチ氏の名前も共謀罪やテロ等準備罪、組織犯罪対策という言葉も出てこず、普通に読むと特別報告者の位置づけに関する一般論、あるいは前段の「慰安婦問題」における特別報告者の話の可能性もある。


independentを個人( private /individualperson)と訳すのはかなりの無理筋。
行政も歪め、言語の意味を歪めている(英語だけではない。日本語でも、そもそもを基本的という意味に捉え辞書に載っていると大見得を切り、山尾議員を嘲笑。後日、実はどの辞書にもその記載はなく、見苦しいことに、「そもそも」に「基本的に」という意味があるとする答弁書を閣議決定するという、閣議決定まで歪めている。まさに閣議決定の私物化だ)
いわゆる「共謀罪」を巡り、安倍晋三首相は「『そもそも』の意味を辞書で調べると『基本的に』という意味もある」と国会で述べた。そんな辞書はないと4月30日朝刊の本欄で報告したところ、政府は「そもそも」に「基本的に」という意味があるとする答弁書を12日に閣議決定した。読んだが文法的に理屈が通らず、校閲記者の私は頭が混乱した。【岩佐義樹】毎日新聞より


もとい、特別報告者は当然 independentでなければならない。それは国連からでさへ、利害関係や圧力を受けず捜査すべきだからだ。(文科省の文書調査も independentの機関が行うべきだ)


だいたい、国連事務総長が、自分たちの選出した捜査官を、まるで関係ないかのように言うはずがない。発言の背景も今回の共謀罪へのケナタッチ命令書についてげなく、慰安婦問題だったというのは、驚き。


こんな見え透いたすぐバレる嘘を一国の総理大臣が、国会で平気で吹聴し、それをメディアが拡散する、どこまで日本は劣化しているのか。いや、バレてもいいのか、、フェイクニュースはその真偽の検証より拡散によって一人歩きすることが重要なのだ。それを十分承知してやっている。


しかし、最近狂いすぎている安倍+側近であるから この嘘翻訳もまた問題化するかもしれない。


それと恐ろしくかつ馬鹿馬鹿しいのは、
 今回のG7サミットについて御用メディアは「安倍首相が各国首脳をリードしてまとめあげた!」と大々的に報道。産経新聞は、安倍首相をG7サミットの「陰の議長」と呼んで〈サミットの成否を左右する〉などと称揚した。
陰の議長?!?!各国首脳をリードしてまとめあげた?!!!??! 妄想もここまでくると常軌を逸している。しかも大手新聞が、いくら右寄り政権よりとはいえ、そういう表現をいるなど信じられない。ああ!一体日本はどこまで自慰的妄想に突き進むのか? 
アベ崇拝者とトランプ支持者ってとても似ている。 


だが、これに輪を掛けて醜かったのが、日本テレビが28日に放送した『真相報道バンキシャ!』だ。同番組では「安倍首相が果たした役割」と題して、いかに安倍首相が暴れん坊のトランプ大統領をたしなめて成功に導いたかを、「安倍総理周辺の取材」に基づき、なんと再現ドラマまでつくって放送。コメンテーターの夏野剛氏も「安倍総理がトップであることで非常に有利な展開」「安倍総理がいなければ深刻だった」「日本にとっては100点満点」と誉めそやすなど、ただのプロパガンダに終始したのだ。


国際社会で、シンゾー・アベの意見などまともの取り合う国はない(ご主人様のトランプも親友プーチンも、実際眼中にもないだろう)もちろん支援金をたくさん貰えばお世辞の一つの言うだろうが、お金で尊敬を買えるほど、先進諸国の規範は腐っていない。
哲学もない、論理的思考もできない、人権意識もない、小狡い減らず口に長けた大ボラ吹きの歴史修正主義者が、大きな顔でG7に出ていられるのも、日本国民が働き者で国の経済を支えているからだ。
大物気どりの勘違いが甚だしい。しかも、安倍晋三を支持し続けている日本国民は、非常にモラルが低いとみなされてしまう。いや、日本人が安倍の考えに賛同していると思われても仕方ない。


国民も、いい加減安倍政権のやり口はわかってきている。この大馬鹿な嘘も、虚偽の自画自賛も彼らの足を引っ張る要因になっていくだろう。
参照原文
Note to Correspondents: In response to questions on the meeting between the Secretary-General and Prime Minister Abe of Japan | United Nations Secretary-General
Note to Correspondents: In response to questions on the meeting between the Secretary-General and Prime Minister Abe of Japan
In response to questions received on the meeting between the Secretary-General and Prime Minister Abe of Japan, the Spokesman had the following to say:


During their meeting in Sicily, the Secretary-General and Prime Minister Abe did discuss the issue of so-called “comfort women”. The Secretary-General agreed that this is a matter to be solved by an agreement between Japan and the Republic of Korea. The Secretary-General did not pronounce himself on the content of a specific agreement but on the principle that it is up to the two countries to define the nature and the content of the solution for this issue.


Regarding the report of Special Rapporteurs, the Secretary-General told the Prime Minister that Special Rapporteurs are experts that are independent and report directly to the Human Rights Council.

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