密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

民心誘導の感が狂ってきた安倍首相 危機意識とお花見でまた墓穴 

このところ、安倍首相やることなすこと墓穴を掘っている。怒り狂って参考人招致をすっ飛ばして籠池氏証人喚問。 籠池氏の冷静な答弁を得て、証人喚問ゆえの大きな信憑性が示され、昭恵夫人、迫田元理財局長の喚問を拒否する安倍政権の姿勢に疑惑が膨らんだ。


アウト・オブ・コントロールの昭恵夫人を世間に目から隠し、沈静化を待つ作戦に出たが、何を思ったか、桜の宴に連れてきて、夫婦仲良く盛り上がる。これが国民にどう受けとめられるのか?これも大きな読み違いである。


以前は奔放なプリンセス的な憧れに加え気さくに誰とでも話す性格で人気を博していた昭恵夫人だが、現在は、その浮世離れした能天気さに国民はイラついている。
加えて、サリンのなんのと危機感を煽り、自分は優雅にマイペースの版図に贅沢な時間を過ごしている、安倍首相の能天気さにもイラついている。
その二人が揃って、能天気全開の仲良し姿で好感度アップなどしない。ムカつくだけだ。



まったく、この男こそ「平和ボケ」の極みではないのか。本日午前に開かれた衆院決算行政監視委員会で安倍首相は、米朝の緊張関係について、いまになって「外交努力を通じて平和を守ることが重要だ」などと言い出したのだ。
これは、別記事で書くが、習近平との会談中のトランプに10分間意見翻しによるもので、だいたいコロコロ意見を帰るトランプ脳s理をついて回るのは至難の技。冷静に距離を保ち、自国の利益、ポリシーに基づく意見を述べてゆくべきなのだ、中国のように。
 
安倍首相はトランプ大統領との電話会談で、北朝鮮に対する挑発行為を「高く評価する」などと支持を表明。さらに先週は国会で「北朝鮮はサリンを(ミサイルの)弾頭に付けて着弾させる能力を保有している可能性がある」とドヤ顔で宣言し、いつ日本にミサイルが飛んできてもおかしくない、と国民の危機感を煽り立てていた。
 

だが、安倍首相は“非常事態”を演出する一方で、15日には恒例の「桜を見る会」を開催。しかも、森友学園問題で関与が明らかになりながらも公の場で一切の説明を行っていない渦中の昭恵夫人を同伴し、出席者であるももいろクローバーZのメンバーらとお決まりの「ゼーット!」ポーズを披露し、夫婦そろって満面の笑みで写真の中心におさまるという厚顔を見せつけた。
素朴な疑問、この桜を見る会の経費は、安倍首相のポケッマネーなのか?そうでなければ、どこから出ているのか?税金からなら、幾ら使われたいるのか公表すべき。寄付金でまかなわれたいるのなら、結局、企業・個人献金になる、後の利益誘導や、役人忖度につながるのでは?検索してもいまいちヒットしないのですが、、、知ってる人がいたら教えてください。 



しかし、安倍首相の宴はまだつづいた。「桜を見る会」が終わったあとは成蹊小学校時代の同級生らと食事を楽しみ、さらに夕方からは夫婦で恵比寿に場所を移し、予約が取れないと評判の一軒家ビストロ「ビストロ シロ」で増岡聡一郎鉄鋼ビルディング専務や服部秀生セイコーインスツル執行役員らと舌鼓をうった。
 

ここまでの動向だけでも、「ミサイルが撃ち込まれるかもしれない緊張した状況じゃなかったのかよ!」とツッコミを入れたくなるが、問題は翌16日。午前6時台に北朝鮮は中距離弾道ミサイルを発射、爆発し失敗に終わったが、安倍首相は公邸に出向くでも会見を開くでもなく、午後まで私邸でのんびりと過ごし、13時に私邸を出たと思えば、出かけた先は六本木の高級ホテル「グランドハイアット東京」にあるフィットネスクラブ。夕方16時までたっぷり汗をかいて、その後は同ホテル直結の六本木ヒルズ内で開催中だった「大エルミタージュ美術館展」で絵画鑑賞を楽しんだのだ。
本来一国の首相であれば、国民がこのような生活をおくれるようにしなければならない。一体どのくらいの人たちがこういう生活をおくれるのか?おくりたくてもおくれない
なぜなら、社会保障が削られ、年金が削られ、非正規雇用に回され、災害被災者は支援を打ち切られ、学生は借金地獄、貧困母子、下流中年、下流老人、過労死、過労自殺 それもこれも、優雅な生活のお手本を示す安倍総理率いるお仲間たちの法改悪、棄民政治、政治の私物化によるものだ。かつて、エコノミックアニマルと呼ばれ、働くことが目的で、遊びを知らない日本人と言われた頃なら、首相が率先し、エンジョイ・消費型の生活を提唱するのもいい。しかし、みんなそんな余裕はないのだ。国民の生活に目を向けて、贅沢を慎むくらいの気持ちであってもバチは当たらない。
「北朝鮮からサリンを積んだミサイルが飛んでくるかもしれない!」と国民を不安に追いやりながら、さらには早朝にミサイルが実際に発射されたのに、当の本人は前夜の美酒が残っていたのか午後まで優雅に自宅で過ごし、フィットネスと絵画鑑賞……。安倍首相は美術展で記者からのインタビューに「せっかくの機会だから足を運んだ」と答えたが、そこに朝鮮半島の緊張感などはまったく感じられない。
どういう『せっかくの機会』だ!!!! 



いや、そもそもこの男は、国民の安全を守るなんてことは微塵も考えていないのだ。本来なら、日本の国民の安全を第一優先と考えるならば、戦争回避のためにトランプ大統領をなだめるのが筋だ。
 

だが、安倍首相がやってきたことと言えば、強気のトランプと同調し、アメリカの先制攻撃を後押しするような言動を繰り返すことだけ。「北朝鮮の行動を改めさせる必要がある。圧力をかけていかなければ、彼らは対応を変えていかない」などと好戦的な態度を取る一方で、既報の通り、米軍空母との共同練習で挑発し、さらにはメディアで国民の恐怖心をかきたてて戦意を高揚してきたのだ。
 

逆に、中国の王毅外相はアメリカと北朝鮮双方を説得に動き、実際に中国があいだに立つことで朝鮮半島危機は回避されつつある。
安倍首相、内心すごくムカついているだろう。よりにもよって大嫌いな中国にことを仕切られ、米国も評価。ポチにはポチの両分しかない。 



繰り返すが、本来はこのとき米中の間に入り中国に働きかけるのが日本の役割だったはずなのに、安倍首相はそれもせず、トランプの尻馬に乗って危機を煽るだけ煽っていたのである。ところが、中国が動いたことで事態が収まりそうになると、安倍首相は一転、今日の国会で「外交努力が重要」「中国にはもっと大きな役割を果してもらいたい」などとまるで自分の手柄のように語ってみせたのだ。図々しいにもほどがあるだろう。
『無知と無恥』と亡き恩師にディスられただけのことはある。もう国際社会には全く相手にされないだろう。



だいたい、北朝鮮とアメリカの緊張感の高まりは、安倍首相にとって昭恵夫人への追及から目を逸らす絶好の助け舟だったはずだ。だからこそ、堂々と「桜を見る会」に昭恵夫人を同伴してみせたのだ。  
 
しかも、開いた口が塞がらないのは、昭恵夫人の態度だ。「桜を見る会」で昭恵夫人は感極まったように涙をぬぐう場面があったというが、このとき間近でその様子を見ていたという出席者のデーブ・スペクターは、『とくダネ!』(フジテレビ)の取材に「昭恵夫人はかなりテンションが高かった」「昭恵夫人にとって会場の1万6500人全員が支持者に見えていたのかもしれない」と解説。昭恵夫人はすっかり「国民から許しを得た」気分でいるらしいのだ。
外してるね。大暴投だよ。お坊ちゃんお嬢ちゃん育ちで、勉強嫌い大きくなった困ったちゃんのお二人。それでもいつか自分は特別だということを認めて欲しいと思って生きてきたのだろう。学ぶこともせず、努力もせず、ただ自分が存在するだけで、世界を変える、世界を救う、そういうことを信じるベースのご夫婦だ。
お金持ちなのだから、自分たちの経済の範囲で、私人としてやって欲しい。
国民の税金の再分配などできるわけがない。
周りに集まるちやほやしてくれる、自分を認めてくれる人たちを、特別だと思い優遇する。自分たちはトップで特別で、一般の普通のなんの取り柄もない人たちを導いていかなくてはならない、というのが彼らのステイツメント。付き合いきれない。一般の普通の人でも、勉強し、努力し、我慢し、遊ぶこともできず働いている、あなたがたよりもっと物を知り、人の心を知る人たちなのだ。
 
外交努力を放り出し、国民の安全など一顧だにせずトランプに薪をくべ、優雅な休日を過ごした上、首相主催イベントを利用して昭恵夫人を慰撫してあげる……。この「ろくでなし政治」に付き合わざるを得ない状況こそが、この国のほんとうの危機だろう。
(編集部)

以前はプリンス・プリンセスカップルで、家柄に弱い庶民をイメージ作りでうまく騙してきたかもしれないが、ここへきて、嘘も飽和状態。うまく誘導できなくなっている。
安倍首相は、早く昭恵夫人を本当の私人に戻してあげるべきだ。二人で居酒屋でもやって、田植えでもして暮らして欲しい。日本を傾けた最悪の首相として歴史に名を残すのだから、それで本望だろう。



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