密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

飛行機のオーバーブッキングはよくあるけれど、強制退去なんて初めて聞いた。

下火になるどころか、非難が増え続けているユナイテッド航空乗客強制退去暴行事件。こういうことは、お客様は神様の日本では考えられないんじゃないだろうか? いやアメリカだって、こんなこと起こっていいはずないのだ。


ユナイテッドの職員四人が翌日ケンタッキー州ルイビルに仕事で行かなければならず、急遽4名の座席が必要になり、ボランティアを募ったが、申し出がなく、アンダムに選んだ乗客を強制的に降ろそうとした。この際どうしても承服しなかったアシア系の男性(のちに彼は医者でどうしても病院に戻らなくてはならなかったという事情が伝えられた)を、空港警察官(ジカゴ市警?)の三人の警官が力ずくで引きずり出し、男性は失神、流血もあったという。 乗客がこの暴挙を、ビデオに撮りネットに投稿、事が公になり非難が集中した。


この男性は、引きずり出された後にまた機内に逃げ戻り、帰らなくてはならないのだと必死の訴え、も再び機外へ。迷惑行為も何もない一般乗客に、こんなことをする権利が飛行機会社にあるのか? 人によっては本当に切羽詰まった状況の人もいるのに、問答無用とは。多くの乗客が怒りと不安を覚えてたようだ。


ここで、この男性がアジア系だったことも、警官の力ずくに拍車をかけたという見方もある。私もその可能性はあると思う。警察官にも、空港係員にもいろんな人がいるから。


この判断が、客室乗務員のものか?会社の方針か?警官の独断行き過ぎか?
一部の人間のによるマイノリティーに対する高圧的態度は、残念ながらあると思う。 



しかし、アメリカの航空機が全部が全部こんなひどいことをするわけではない。私の経験は、いたって平和的だったので、ご紹介したい。


朝6時のデルタ航空の便でフロリダからNYに戻る時、この便変更のボランティアを受け入れたことがある。4時間後の10時フライトに変更、二百ドルの航空券、空港内のレストランのチケット付きで、夕方の展覧会のオープニングに出るためだったので、早くつこすぎてどうしようと思っていたので、ちょうど良かった。空港内のスパニッシュレストランで、ただ券でタパスとサングリア(早朝飲酒!)で時間を潰し、搭乗も優先的になり、いい座席で言うことなしだった。 そして、のちにこの二百ドルチケットでロサンゼルス旅行に行った。


今回は、巨大ターミナルのシカゴのオヘア空港、みんな忙しい人達だったのだろう。
ユナイテッドは座席譲渡に四百ドル(多分航空券)を申し出、最後は八百ドルまでレイズしたそうだ。ユナイテッドの職員は、車で、ルイビルに行けばよかったのでは?というコメントもされた。それは可能だったろう、自分たちの都合を最優先で押し通そうとした結果、大変なダメージとなった。


ユナイテッドはつい最近2人の少女の服装(レギンパンツースパッツみたいなものか?)が不適切だとして搭乗拒否をして、これも炎上したばかりだった。


客に対して、係員の主観での搭乗拒否は行き過ぎだと思う。少女たちは従業員家族用チケットで搭乗しており、その規定には、(5、裸足または不適切な服装)とあったというが、この不適切な服装の範囲は、”水着”だと私は思うけどね。


男性乗客がこの種のパンツを履いていても、拒否はされなかったことと、彼女たちは10歳だったことで、多方面からの怒りを買い、議論が沸騰した模様。


ともあれ、この気の毒なこの男性の容態が気になる。



PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら、両方を
クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

にほんブログ村


人気ブログランキングへ